四葉「今日ホワイトデーじゃん。忘れてたー。」
八幡「・・・!」
そう言って嫁さんの四葉は仕事に行きました。
どうも、八幡です。
あまり注目されなくなったホワイトデーですが、八幡は忘れてませんよ。
むしろ頑張ってるんですよ、目の前で・・・
だから四葉さんには夜まで忘れててほしかったなー。
このタイミングで言い残していくのは、プレッシャーなのか?
そんな訳でプレゼント用にカードケースを作っていました。
渡せるだけのクオリティになればいいのだが…。
手帳型カードケースの作成工程
今回はいつも見ている教科書に載っていたわけではありません。
百円均一で見つけたカードケースを、自分でコピーしたものです。なので中身は百均のものなのであしからず。
作りを見ても、今まで作ってきた経験でコピーが作れるはず。
①型紙作成&目打ち
まずは型紙に起こします。
パーツは5つですが、重複パーツがあるので、型紙は3つ。
左からパーツ1、パーツ2・3、パーツ4・5です。
ちなみに赤線は縫い付け前にコバ処理しておく箇所ですね。
②床面処理
前回、前々回と失敗している床面処理。
今回は切り離し前に処理しました。ついつい忘れそうになります。
床面処理も、少しづつムラが出来ないよう、処理できるようになってきました。
右写真の右が未処理、左側が処理後・・・
ムラ出来てないですよね?
③切り離しとガイドライン引き
いつも通りカッターで切り離し。パーツは5つになります。
左写真の左パーツからパーツ1~5になります。
ディバインダーでガイドライン引き。今回は4mmで引いていきます。
今回は仮止め部分の床面にも、目印のためにガイドラインを引いていきます。
ここでバネホックの穴あけ位置にも印を付けておきましょう。
ついでにパーツ2とパーツ3の赤線の辺を、先にコバ処理しておきます。
④貼り合わせ&バネホックのための穴あけ
パーツ4とパーツ5をゴムのりで貼り合わせます。
密着したら、ロータリーレザーパンチで穴あけです。
バネホックの足に合った穴をあけます。 穴の口径が微妙な時はハギレで確かめておきましょう。
⑤パーツ1へバネホック凹金具取付
パーツ1へ凹金具を取り付けます。
パーツ4・5に取り付ける凸金具は菱目打ち後に取り付けます。今取り付けると菱目が打てなくなりますからね。
⑥仮止め
ゴムのりとゴジへらを使って、パーツ同士を仮止めします。
仮止めは初めてです。
ガイドラインの外側にゴムのりを塗っていきます。が、ゴムのりは思った以上に乾きやすいです。素早く塗っていかなければ、初めに塗ったところは乾いてくっつかなくなります。目安は1分程度です。
ゴジへらをつかって塗りますが、薄く塗りすぎると速攻で乾いてしまいます。厚く塗りすぎると、はみ出してしまうので難しいところです。
ですが、ゴムのりは粘着力は通常の接着剤より弱いので、後が残らず簡単にはがせます。臆病にならず手早く作業しましょう。
⑦菱目打ち
ガイドラインに沿って菱目を打っていきます。
仮止めしたんですけどね。ちょっとしたことで剥がれてきます。
粘着力が弱いのか、のりの量が少ないためなのか、それともこれで「仮」止めなのか・・・
仕方ないのでクリップも使って仮止めしながらの菱目打ちです。
角は二重開けにならないよう注意。
またパーツ4・5の根元の菱目がズレないよう、起点を目打ちしておきましょう。
どんどん菱目を打っていき最後の角部分。
同じペースで打っていくと、最後の距離が狭い。
一つ飛ばすと距離が広すぎる。
結果、二穴の菱目を使って帳尻を合わせます。
⑧パーツ4・5へバネホック凸金具の取付け
やっと凸金具の取付けです。
ズレないよう数度に分けて打ち付けます。
⑨縫い付け
菱目を打ち終わり、次は縫い付けです。
いつもの通り4倍の糸の長さをとります。
まずはパーツ4・5から縫っていきます。
固定されたところで、ズレている部分を切断し、コバの処理をします。
さて、本体となるパーツ1~3は、どこから縫い付けていけばいいのか…。
一周を一度に縫うのはやめておこう。
前回のコインケースで、長すぎると縫いにくいことわかりました。
その教訓から今回は2回に分けて縫うことにしました。
1回目が縫い終わったところ。
2回目はパーツ4・5の本体への縫い付けも兼ねてます。
仮止めをして、複数枚を一気に菱目打ちしたため、今回はズレる心配もなかったです。安心して縫っていきます。
パーツの取付けも、位置を間違えないよう慎重に縫いました。
⑩コバ処理
縫い終わったら最終段階。
コバ処理です。
四つ角が直角のままなので、ここでカッターで角を落としておきます。
今回はカッターを用いましたが、角を落とすための専用の器具も存在するようですね。
八幡も大物を製作するようになったら購入を考えます。
今はまだいいや。他におぼえること、たくさんあるし。
で、いつものように少量の水とトコノールを準備し、擦る。
テレビを見ながら擦る…擦る。
相変わらず、どのくらい擦ればいいかよくわからない。
あ、ここ・・・擦れない(T▽T)
どうしようもないため、ここは諦めてひとまず完成。
だけどここでひと手間。
ワンポイントのデザインの焼きを入れます。
使用したのは 白光 マイペン アルファ です。
温度設定もできて便利。
あとはデザインセンスの問題か・・・
八幡ノーセンス!!
で、完成しました。
手帳型カードケース完成品
完成したケースに中身を入れます。
中身はモデルにした100均のカードケースのものです。
カードケースでなく手帳を入れれば、そのまま手帳ケースとして使えますね。
ケースの表と裏
やはりデザインセンスが問題だ・・・(´・ω・`)
喜んでくれるだろうか?
学習ポイント
- 初期のコバ処理位置を確認すること
- 型紙は省略しない
- 仮止めは素早く
1、初期のコバ処理位置を確認すること。
今回の最大の学習ポイントはこれですね。
縫い終わってコバ処理できないところは、先に済ませておく。
分かっていたつもりですが、気づかないまま最後まで来てしまいました。
もっとイメージして、コバ処理場所を確かめましょう。
2、型紙は省略しない
1番に関連します。
もしイメージできなくても、型紙を全部つくって、仮組していれば気づけたはず。
大きさが同じだからといって、型紙を省略するのは、やめた方が吉ですね。
3、仮止めは素早く
ゴムのりは乾きが早い。仮止めにゴムのりを使う場合は素早く!
どうしても素早くできない場合は、乾きが遅い木工ボンドでもいいようですね。しかしボンドは強力なので、はみ出さないよう気を付けないといけませんね。
やり直しがきかないと思った方がいいです。
完成品は見かけ上の機能は同じですが、クオリティーは低いし、かけた時間と手間を考える と買った方が早いのは仕方ないですね。
なんせ完成品は100円で手に入ります(;´Д`)
でも考えながら、自分の手で少しづつ形にしていくのは楽しいですね。
次はこうして、ここはこうやって・・・
自分の頭使って手を動かすのは、より自分で作ってるっていう感じがしてきますね。
結果として、四葉さんは喜んでくれました。前にも手作りのネックレスを渡したことがあるので、今回も手作り品と言うのはバレてたみたいですね。
次はもっとクオリティーが高いものを作れるよう頑張ろう。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
八幡でした。