竿とタックルの違いってなんだろう?
釣りの基本を学ぼうと、釣り関連の本を読んだときに、初めに思った疑問です。
どうも、八幡です。
本に「使用タックル」とか書かれていても、竿とどこ違うねん、ってなったんですよ。
簡単に書くと…
竿〜竿そのもの。←当たり前ですね。
タックル〜竿やリール、仕掛け等の付属物を全て合わせたもの。
…という理解でいいのかと思います。
という訳で、本編は使用タックルから入りたいと思います。
餌釣り基本タックル
渓流の餌釣りは竿と仕掛けで構成された、シンプルなタックルになります。
(写真は伸ばしていませんが、フィールドでは伸ばしてくださいね)
一般的には「竿」「道糸」「ハリス」「目印糸」「ガン玉」「針」で構成されています。
竿は5〜6mが基本で、ラインは0.6〜1号を使用します。
「ゼロ釣法」と呼ばれる細仕掛けの使い手は、もっと細いラインを使用しますが、初心者は0.6~1号くらいで良いと思います。(号数が小さいほど細いですよ。)
ラインの構成は「道糸+ハリス」の場合と、「道糸のみ」の場合があります。
針の上には目印糸を3個程度結びます。
ガン玉は3B~3程度の物を使用。流れの強さに合わせて選択します。
針は6~9号。
仕掛けを作ろう
渓流釣りの仕掛けは、複数本の釣り針がついていないので、慣れれば作成は簡単です。もちろん自分で作った方が安上りです。
しかも「ライン、目印糸、針」があれば、現場でスグに作ることも可能なのでぜひ覚えましょう。
釣りをするには、最低限の結び方を覚える必要があります。
ここでは一番簡単な「道糸のみ」の作成方法を紹介します。
必要な結び方はたったの3つ!
どれも難しいものではないですよ。
1、ラインを好みの長さ分伸ばします。
基本は竿の長さより50cmくらい短かい長さ。
提灯釣りをする場合は、使用する現場や竿に合わせて1.5m~4.5m程度。
現場で作成する場合は、とりあえず作りやすい長さだけ伸ばします。
2、伸ばしたラインの先にチワワ結びを作る。
チワワの先にもう一つチワワを作っておくと、リリアンからの取り外し時に、楽に取り外せます。
※チワワ結びの作り方
3、ラインを伸ばしながら、途中に目印糸を3か所つける。
目印糸は10~15cmくらいの間隔をあけて取り付けます。目印糸はそれぞれ別の色を使用した方が釣行時に分かりやすいです。
※目印糸の結び方
4、釣り針をラインの最後に結びつける。
好みの長さまでラインを伸ばしたら、切り離します。切り離した先に釣り針を結びつけます。
※釣り針の結び方(外掛け結び)
渓流釣りに最低必要な3つの結び方
チワワ結び
1、ラインを二つ折りにしましょう。
最後に小さなチワワをつくるので、余裕をもった長さで折り返します。
折り返したら先端をつまみます。
ちなみに画像のラインは見やすいように、釣り用ではないものを使用しています。
2、つまんだラインで輪を作りながら、上から下へ通します。
3、先端を2番でつくった輪の中に通します。
4、輪の中を通し、先端と根元を引っ張ると結び目が締まり、チワワ結びが完成します。
5、同様の手順で、先端にもう一つ小さいチワワ結びを作成します。
この小さいチワワがないと、仕掛けをリリアンから外すことが出来なくなります。
目印糸の結び方
1、10cm程度切り取って、目印糸をラインに平行に並べます。
短いと結びにくいので注意してください。
2、ラインの上を通り、輪っかを作ります。
3、次にラインの下を通しながら、下から輪っかの中を通します。
そのまま上へ持っていき、ラインと目印糸両方に巻き付けます。
4、同様に2~4回ほど、ラインと目印糸に巻き付けます。
巻き付ける回数が多いほど摩擦が増え、目印糸が不意に移動する事が少なくなります。
5、巻き付け終わったら、両端をもって締め込みます。
そのあと、目印糸の両端を5ミリほど残して、余分な糸を切ったら完成です。
外掛け結び
1、釣り針のフック方向に合わせて、ラインで輪っかを作ります。
2、ラインの重なり部分と、釣り針を一緒に持ちます。


3、端末側の糸でラインと釣り針を一緒に巻いていきます。
大体4~5回程度を、きれいに横並びになるように巻きます。
左が巻いているところ、右は巻き終わったところ・・・
もう少しきれいに巻きたかった・・・ごめんなさい。
4、巻き付け終わったら、最初に作っていた輪っかに端末を通す。
5、通したところ。
ここでラインを整理しながら、両端を引っ張ります。
6、あまった端末を5ミリほど残して切り取り、完成です。
チワワ結びとリリアンの結着の仕方
仕掛けを作成しても、竿に結ばないと釣りは出来ませんので、説明しておきますね。
イメージはヨーヨーをする時の、指への糸の通し方です。
1、チワワの中に本体側のラインを入れます。
2、すると赤丸のところに、輪っかができます。
この輪にリリアンを通します。
3、リリアンを通し、輪っかを整理しながら縮めていきます。
4、締め切るとラインとリリアンが結着されます。
外す場合は、上の小さなチワワ結びを引くと外れます。
いかがでしたか?
渓流釣りは、たったの3つの結び方を覚えておけば、釣りができてしまいます。
覚えておいて損は一切ないので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
全国の父親の皆様。
パパっと結んで、カッコいい父の姿をお子様に見せましょう。
八幡でした。