八方趣味人

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タケノコ狩り‐根曲がり竹(姫竹)の採取時期と採れる場所

ゴールデンウィーク前にはタラの芽をいつ採ろうか気になります。

そしてGWを過ぎると、次に気になってくるのが根曲がり竹の「タケノコ」

どうも、八幡です。

釣りの合間に山菜採りも楽しんでます。

春は渓流釣りをしているので、もっと色々な山菜を覚えるともっと楽しめるんでしょうね。

今年も既に1回タケノコ狩りに行ってきました。

今回はタケノコ(根曲がり竹)の採れる時期と場所について、記していきたいと思います。

この記事はタケノコ狩りについて興味のある方、やってみたいけど時期も場所もわからないといった方に読んでいただけると幸いです。

根曲がり竹とは

根曲がり竹とは、イネ科タケ亜科ササ属に属する「チシマザサ」の若竹のこと。

ササの芽が伸びてくるころに雪の重みで根元が曲がってしまう事から、この名がついたともいわれています。

主に北海道、東北地方、信越地方、山陰地方などに自生し、地方によっては「姫竹(ヒメダケ)」や「姫筍(ヒメタケノコ)」と呼ばれます。

一般的に思い浮かべる太い1本ものの孟宗竹(モウソウダケ)とは違い、根曲がり竹は細く群生しています。

当然、タケノコも細くたくさんの本数が採れます。

筆者の居住する東北地方や北海道では、タケノコといったらこの根曲がり竹を思い浮かべるかたも多いですね。

ー特徴ー

  • 根曲がり竹は「チシマザサ」の若竹
  • 北海道、東北、信越、山陰地方などに自生
  • 細く群生している
  • 姫竹、姫筍(ヒメタケノコ)とも呼ばれる

根曲がり竹の採れる時期

根曲がり竹の一般的な採取時期は5月中旬~6月下旬まで。

もちろん縦に長い日本列島なので、お住いの地域によって採取時期はズレたりします。

南の地方で「採れ始めました」とSNSであがってても、北の地方はまだ採れない事も十分ありますので、注意してくださいね。

また、同一地域でも採れる時期に差が生じる場合があります。

それは自生場所の標高によるもの。

高所の方が平地よりも気温は低いため、タケノコの生育状況も高所になるほど遅くなります

つまり標高100mのA地点で採取時期がおわっても、標高500mのB地点ではまだまだ採取可能という状況が生まれます。

なるべく長くタケノコ採りを楽しみたい方は、標高の違う採取場所を複数知っておくと良いでしょう。

根曲がりだけの採れる場所~探せ自生場所!

基本的に山菜採りや渓流釣りなどのポイントは、ネットやSNSなどに詳細な情報は出回りません。

なぜなら、公開と同時に人が押し寄せ資源が枯渇。

ポイントが潰されてしまうことが目に見えているからです。

そのため出回る情報は、アバウトな位置情報か一般的な探し方のみ。

当ブログでも「探し方」を掲載していますのでご了承くださいね。

で、根曲がり竹は基本的に「山岳部の急斜面」に自生しています。

つまり探し方は、林道登山道に入り、まずは笹を探すことから始まります。

そして笹を見つけたらその笹が、「根曲がり竹」か確認するこれだけです。

そのためには、根曲がり竹の見た目の特徴を覚えていなければなりません。

竹藪の特徴」と言った方が良いでしょうか…

ちなみに林道や登山道へ入りたくない、という方もおられるでしょう。

そのような方は、山岳部の舗装道路をゆっくり車で走りながら路肩の笹を探してください。そして笹を見つけたら根曲がり竹か確認すればよいのです。

峠越えの道路なんかはおススメですね。

また、シーズンオフしたスキー場キャンプ場の駐車場へ停車して、付近を散策するのも良いでしょう。

山間部の温泉街なども狙い目です。

注意事項としては…

  • 他の走行車の邪魔にならないように走ること
  • 脇を見ることが多くなるので安全に気を付けること
  • 駐車は邪魔にならない場所にきちんと停車してから、確認場所まで歩くこと

ですね。

たま~に道路に堂々と停車している車を見かけますが、安全面でもマナー的にも良くありません。

根曲がり竹の竹藪の特徴

竹藪を探すと聞いてこのような画像を思い浮かべた方もいると思います。

これ違います。

こちらは孟宗竹。竹藪ではなく「竹林」といった感じ。

探すのは「竹藪」…タケヤブです。

つまりこんな感じ。

ね、ヤブでしょ

ちなみに最初に探す笹の葉はこんな感じです。

まあ、こちらはイメージ通りでしょうか…

つまり探すのは「竹」ではなく「」。

そして「竹林」ではなく「竹藪」を探すことになります。

根曲がり竹は前述の通り、根元が曲がって生えています。

その根元にタケノコが生えていたら当たりです。

根曲がり竹のタケノコは群生していることが多いので、1本見つけたら他にも無いかすぐ近くを探してみましょう。

採取ポイントを探すのは、やはり5月中旬~6月のタケノコが生えている時期の方がわかりやすいです。

タケノコを見つけたら一発で確信に変わるので!!

ただし、探し出した時には時期を逸している可能性もあるので、前もって探しておくのもアリでしょう。

キャンプのついで、温泉などの行楽のついでに探してみるのも悪くありません。

八幡なんて、渓流釣りの時、偶然自生地を発見したくらいですから。

最後に~事故に注意

根曲がり竹は熊の大好物でもあります。

筆者も採取ポイントの一つで熊のフンを何度も見ています。

熊のテリトリーに分け入っている自覚をもち、出くわさないよう熊ベルなどを鳴らしながら、採取しましょう。

また、藪の中はやぶ蚊やブヨが多く、虫よけ対策もした方が無難です。

長そでで肌の露出を少なくし、虫よけネットの使用をお勧めします。

さらに、竹が目玉に刺さった人もいますので、保護めがねの使用も強く推奨します。

(幸い、白目(水晶体)部分に刺さったため、この方は失明は避けられました)

加えて、根曲がり竹の自生地は山岳部の急斜面。滑落しないよう、スパイクブーツなどを履きましょう。

それでは皆さん、事故に気を付けてタケノコ採りを楽しみましょう。

八幡でした。