八方趣味人

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レザークラフト 初心者が手帳型スマホケースを自作してみた

八「ケースは俺が作るから、買わないように…」

娘「んっ」

娘がスマホデビューしました。

スマホに必要なもの…

といえば外部記憶用のSDカードや画面保護のためのフィルムシート、本体保護のためのスマホケース

となると、スマホケースも作ってみたくなりますよね。

どうも、八幡です。

 

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完成品はこちらです。

まあ、父親から作られたスマホケースを喜ぶかどうかは、クオリティとその家庭によるのかな?

一言で返事をする娘でしたが、了承の意は感じました。

というわけで春休みの間に作ってしまおう。

 

 

必要品

 スマホケース作成にあたって、いくつか必要なものが出てきました。

 

  • 市販のプラスチック製(シリコン製)スマホケース
  • 2mm厚のヌメ革
  • 抜型

・市販のプラスチック製(シリコン製)スマホケース

 手帳型スマホケースを自作するには、市販のプラスチック製スマホケースを貼り付けて作ります。自作するのは手帳部分ですね。

 iphoneケースなどは百均にも置いてあるので、安上りですね。

 残念ならがアンドロイド用は、百均では見たことありません。安く買うなら楽天市場などがよろしいかと思います。

 ちなみに八幡が購入したのはこちら

 市販ケースはこだわりがなければ、一番安いもので充分です。

 市販ケースはプラスチック製とシリコン製のものがありますが、基本はどちらでもOK。

 ただし接着剤との相性がいいのは、プラスチック製みたいですね。

 

・2mm厚のヌメ革

 ネット情報では、スマホケースの作成には2mm厚が適しているとのこと。

 八幡は持っていなかったので、新たに購入。

 ちなみに3枚入りを買っておけばよかったと後悔しました。ちょいと失敗してしまったので。予備在庫を持っておくことは、心に余裕を持たせます。

 裏地を付けたい方は、さらに豚革スエードの薄いものを購入するのもいいでしょう。

 色の種類が豊富なので、縫い糸と合わせるのもデザイン的に面白いと思います。

  大き目のスマホには、もう一回り大きいスエードを購入した方がいいでしょう。

 

・抜型 

 抜型は初めに購入したセットの中に入っていましたが、スマホケースを作成するには必要なのもなので、あげておきました。

 カメラレンズのための穴をあける必要がありますからね。

 抜型をセットで揃えていた方が、後々役立つと思います。

 

作成手順一覧表

 スマホケースの作成手順は以下の通り

  1. 型紙作成
  2. 型紙の写し
  3. 床面処理
  4. 革の切り出し
  5. コバ処理①
  6. ウッドバーニング用のデザイン描き出し
  7. ウッドバーニング
  8. 穴あけ(カメラ穴用、ホック用、ハトメ用)
  9. ガイドライン引き
  10. カード入れ部分の作成
  11. 菱目打ち&ホック(ハトメ)つけ
  12. 縫い付け
  13. コバ処理②
  14. 市販ケース接着

 

型紙注意(一覧表1,2番)

 今回も型紙から作成します。

 市販のスマホケースを画用紙上において、書き出していきます。

 型紙作成で迷ったのは余裕分と、止め具をつけるベルト部分をどうするかの二点。

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 上は最初の試作型紙。

 ここから検討して型紙を再度作ります。

 

 まずは検討したのは余裕部分。

 上下は5ミリほど余裕を持ちます。すぐに決まりました。

 問題はサイド。サイドの厚さは、とりあえず2センチ取りました。

「スマホケースの厚さ+カード入れ部分の厚さ+余裕分」と考えての2センチでしたが、余裕を持ちすぎました。結果的には1.5センチで良かったのかなと思います。

 

 ベルト部分は迷いました。

 ベルトを別パーツにして縫い付けるか、本体一体型にするか。

 別パーツは本体に縫い付けるため、全体が厚くなってしまいます。一体型は厚くならない。そんな理由でとりあえず一体型にしました。

 ベルト部分は、デザインが周りから見ても良くわかるのでよく考えて決めましょう。

 最終的な型紙は↓

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 さらに革への写しは気を付けてください。

 今回の本体は床面に写さなければなら良いところを、間違えて銀面に写してしまいました。カメラ穴の位置が合わない、ベルト位置がおかしいことで発覚しました。

  間違えないよう、型紙は銀面に写すことを前提として、作成しましょう。

 気が付いた時はショックでした~。

 革は在庫に余裕を持ちましょう。

 

ウッドバーニング(一覧表6,7番)

 前回の免許証入れで、なんとなく模様のコツをつかんだので、今回はイチから自分で描いてみました。

 

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 イネ科植物の模様。

 少しづつ描ける絵柄を増やしていくと、楽しいかも。

 もう少し濃淡をつけて描けるとさらにイイかなぁ?

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 焼きが終了したところ。

 バーニングはパーツを縫う前に行うと、段差に邪魔されません。
 

穴あけ(一覧表8番)

 カメラ用の穴あけに苦労しました。

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 抜型と静音菱目打ち機を使って、穴をあけます。しかし中々あかない。

 菱目打ち機も、力の入れ過ぎでミシミシいう始末。

 壊れないか心配しながら、何度も繰り返し体重をかけてやって、何とか貫通しました。

 カメラ穴はスマホごと違うので、複数入ったセットを持っておくと便利ですよ。

 

カード入れ部分の作成(一覧表10番)

 今回の作成の一番の肝。

 カード入れ部分は4つのパーツから構成されています。

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 型紙でいうとパーツ2~5まで。パーツ2にパーツ3~5を横と下を縫い留めることで、カードを入れる部分を作ります。

 デザイン的に2色にしたかったので、今回は百均でみつけたコチラを使用してみました。

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 何の革かは不明です。でも、本革って書いてるし、大きさもギリ足りるので使わない手はない。

 切り離したパーツは下のみ先に縫い合わせておいて、サイドは全体を縫うときに一緒に縫い合わせます。

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 ちなみにカード入れ部分の菱目打ちは、 先に本体への菱目を打った後、その穴から目打ちで目印をつけて行いました。こうすればズレないです。

 

市販ケース接着(一覧表14番)

 最後に市販のスマホケースを接着して終了です。 

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 接着剤は「プラスチック用のGPクリアー」を用いました。

 スマホケースのみの用途なら、全面を貼り付けてください。

 スタンドとしても使いたいなら、半分だけ接着するようにしましょう。

 

完成品

 

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 2ミリ厚の革を使っているため、完成したら思っていた以上に重厚感があります。

 カメラの穴も丁度いい。

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 中を開いたところ。

 カード入れ部分はしっかりしています。3枚以上入ります。

 内側にも一部イラストを描き入れてます。娘の好きなウサギイラスト。

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 このようにバネホックをつけると一応スタンドにもなります

 残念ながら角度調整はできません。

 革が厚いからかな?

 革の形がこなれてくると、自由度が増すと思います。

 

 今までの中で最もいい出来になりました。

 自分は手帳型は使ってませんが、また作りたいですね~。

 八幡でした。
  

  さらに2年間で他のスマホケースも作ってます。

www.happousyumi.com