天然石…というか鉱石を磨く方法は簡単です。
ただ異様にめんどくさい。
どうも、八幡です。
今回は以前に磨いた方法のまとめになります。
もちろん八幡が自前で勝手に行っていることなので、正しい方法かどうかは分かりません。
ですが、それなりに磨けているとは思っています。
磨けなくて困っている方がいるなら、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。
画像は以前のものも使用していますので、ご了承ください。
天然石を磨く方法
最も安価な方法
天然石を磨くのに最も安価な方法は、ヤスリと耐水ペーパーだけで十分です。
ヤスリで天然石を削って石の形を整え、耐水ペーパーで磨きます。
ヤスリは石材OKのダイヤモンドシャープナーなら大丈夫です。
#100~#180くらいのものなら何とか削れるかな?
耐水ペーパーも、#100~#2000あたりを各1枚揃えれば、磨けてしまいます。
ヤスリは 1000~2000円、耐水ペーパーは一枚100円前後で手に入るでしょう。
約3000円くらいで出来てしまいます。
ただ、恐ろしいほど時間がかかると思います。
だって、要は手動ですから。
まあ、現実的ではないですね。
八幡は手動で最後までたどり着いたことはありません。
現実的で最も安価に磨く方法
現実的な方法の中で、もっとも安い方法だと思っているのが、八幡のとっている方法です。
それでも凄い時間がかかってますけどね。
このヒスイの原石の整形と研磨で16時間くらい。
整形が最低限で良ければ、半分くらいの時間。
研磨がそこそこで良ければ、もっと早く済みますね。
実際に、今回は形をほとんど変えずに整形と研磨をしましたが、5時間くらいでした。
まあ、それなりの根気があれば出来る時間かな(;^ω^)
必要な資機材は次の通り。
NEXTOOL ルータービットセット
ダイヤモンドディスク ルーター用
続けるなら、セットについてくるディスクだけでは足りなくなります。
安いものでいいので、枚数は揃えておいた方が良いです。
たまにダイソーさんにおいてたりもします。
耐水ペーパー
ちなみにお金があるなら、ダイヤモンドディスクで磨く事もできます。
昔は5枚セットの物を一度だけ買ったことがありますが、3000〜4000円位したような…
その割に消耗が激しいので、使用を続けるのは厳しいなと、なったわけです。
今では耐水ペーパーでも、あまり見劣りなく磨けています。
要は根気ですね。
これらを百均品のアタッチメントと組み合わせて使います。
実践
実際にやってみましょう。
まずは準備。
洗面器と油はねガードとタオルが必須。
粉塵用のゴーグルとマスクがあるとなおよし。
今回削ったのはコチラのヒスイ原石。
1回ごとに質の良くなって行ってます。
まずは石の整形から。
今回は原石の形を活かして、出っ張り等を整えるだけにしておきます。
ルーターにダイヤモンドディスクをつけて削っていきます。
削っていくと摩擦による熱で、ダイヤモンドパウダーの電着がとれてしまいます。
ディスクの消耗を減らすため、削るときは水の中で行ってください。
削っていくと水はスグに白濁してきます。
上の画像と洗面器が違うのは気にしないでください。
八幡はこの小型の米とぎ用のボールがやりやすい。
排水用のくびれ部分が、石を支える手首にフィットするのです。
作業をしていくとルーターは5〜10分ほどで、すぐに熱くなってしまいます。
そうしたら、2本目と交換して作業を進めます。
休ませてるルーターは、そのままでは放熱しきれません。
そこで、もうひと工夫。
布製の保冷バックに保冷剤を2個入れて、休ませているルーターを冷やします。
保冷剤でサンドすると効果的。
こまめに交換して、ルーターが熱を持たない様にしましょう。
保冷剤は硬いものより、溶けると柔らかくなるジェル状の物を使いましょう。
溶けてくると、ルーターと密着するようになり、冷却効率が上がります。
整形が終了したところ。
2時間半弱かかってます。
それでもいつもより全然早いですよ。
ここから研磨に入ります。
耐水ペーパーを、百均のアタッチメントに両面テープで貼り付けて研磨します。
耐水ペーパーと両面テープをハサミで切ることになります。
ハサミに粘着テープがついたり、ペーパーで切れ味が落ちたりするので、百均でいいので専用のハサミを用意すると良いですよ。
これから徐々にペーパーを、粗い物から細かい物へ変えながら研磨していきます。
研磨の目は倍より大きな目にならないように気を付けましょう。
#100~#2000の耐水ペーパーと#4000~#8000の研磨用フィルムを使用します。
普通に置いたところと、一番光るところを対比しています。
#180
#240
#400
#600
#800
#1000
#2000
#4000
#8000
仕上げにパフを使って磨きます。
これで完成。
研磨は時間と根気の戦い。
これも2時間半くらいの時間がかかってます。
少しづつ、ほんとにちょっとづつですが、磨けば磨くだけ綺麗に光っていくので、根気強く磨いてみてください。
最初の粗い方の耐水ペーパーほど、時間をかけた方がよく光りますよ。
まとめ
整形もそうですが、研磨も多くの時間がかかります。
それでも、この「ミニルーター+アタッチメント+耐水ペーパー」の方法なら、なんとか天然石を磨くことができます。
低コストで時間をかければ出来る方法なので、時間が許す方は暇な時に試してみてください。
八幡でした。