「20箇所以上穴開けて魚を探したよ~。
最初は良かったけど、それっきりでさ~。
あとはポツポツだったよ。
結局、半束もこえなかったぜ↷」
うーん、すいません先輩。
「その魚探の使い方、間違ってる」って言えませんでした。
どうも八幡です。
ワカサギ釣りで一番重要なのは何でしょう。
良いポイントを選定する、場所決め能力です。
ワカサギ釣りは場所選びが重要だとよく言われています。八幡は場所で7割決まると思っていますが、人によっては9割決まると言っている人もいます。
腕があっても道具が良くても、魚がいなければ釣れませんからね。
その助けとなるのが魚群探知機。これは便利です。的確に使えば、ワカサギがいるいないが一発ですから。
ですが、魚群探知機に頼りっきりだと上のような現象にでくわします。
魚探がなくても、場所を絞り込んで行けるようでなければ、安定した釣果は見込めないと八幡は考えています。
この記事は
- ワカサギ釣りをする方で魚探を持っていない方
- 魚探を持っていても、なかなか束越えしない方
- 場所をテキトーに決めている方
に読んでいただきたい内容です。
・魚群探知機は場所決めの補助
見出しの通り、 魚群探知機はあくまで場所決めの補助であると考えて下さい。
ボート釣りの場合は流しながら調べることが出来ると思いますが、氷上釣りでは流しながらは無理。一つ一つ穴をあけ、一つ一つ調べなければなりません。そんななかで適当に穴を開けていては、時間も労力も無駄に消費してしまいます。
ならば調べる場所はどの様に決めるべきなのか。
八幡は湖底の地形をイメージして決めるべき、と考えています。
なぜなら地形によって魚の居着きやすいポイント、回遊しやすいルートが生まれてくるからです。(他にも細かい要素はいくらでもあるのと思いますが、ここでは割愛)
地上の地形から湖底の状況をイメージし、魚探で調べるポイントを絞って行くのです。ワカサギ釣りにおいて、魚探はイメージを作るための補助具です。
ぶっちゃけ、ワカサギがいるかいないかは二の次。
もちろんいた方が安心感はありますが…
では、魚探を持っていない方はどうするのか。
湖底の状況をイメージするためには、深さだけでも知りたいところです。深さが一番の指標ですから。
カウンター付きの電動リールがあれば、深さは測れるので活用しましょう。
カウンター付きがなくても、測る方法はあります。(使っていないチキチキリールに1m間隔で目印糸をつけておくとか…工夫しましょう。)
また時間帯も重要な一因です。
一般的に魚は時間帯によって浅場と深場を行き来します。
朝マズメ、夕マズメの餌の時間ですね。
朝だけよくても昼になったら釣れないとかは、そのせいかもしれません。
湖底をイメージするのは一朝一夕で身につくものではありませんが、闇雲に穴を開け、釣り出すよりもずっと良いです。少なくとも経験値として蓄積されると思います。
場所決め能力はこそ、ワカサギ釣りにおいて最も磨くべき能力ではないでしょうか。
湖底のイメージ方法
1、湖底も地上の地形の延長である
なだらかな稜線が続いてきたなら、水面下もその延長でなだらかに少しづつ深くなっていると思われます。
崖などの起伏が入り組んでいる地形であるならば、その先の水面下にも入り組んだ起伏が隠れていそうですね。
どちらが魚が居着きそうかと考えれば後者です。
2、水の流入口を確かめる
湖にしろ沼にしろ、どこかしらかそこには川や沢などの水の流入口があるハズ。水が流れているところに魚は集まってきます。。
これは地下水でもない限り目に見えるので「イメージ」とは違いますが、場所選定のポイントになるので覚えておいてください。
ちなみに氷上釣りの場合は水の流入口は氷が薄いので注意が必要です。
3、水の流れを考える
2番と関係がある項目です。
流入してきた水はどのように溜まっていったのか。昔から現在の水量でなかったのかもしれません。
ということは現在のように溜まるまで、沢などの水の通り道だったところが湖底に隠されています。沢があったということは、湖底の地形に起伏があるということですね。
ワカサギに限らず、魚は地形の変化が大好きです。身を隠す場所にもなれば、餌場にもなりますからね。
沢のイメージは渓流釣りや山菜取りなどをする方には、比較的イメージしやすかなと思います。
4、昔の地図を見てみる
釣り場がダム湖などの人工湖ならば、この方法が有効かもしれません。
ダム湖は川の流れを堰き止めできた湖です。
そこには川だけでなく人工の建物や田畑、道路などが沈んでいることでしょう。
人工物はそのままストラクチャーになりますし、田畑であったならば基本は平坦。もしかしたら山の斜面に沿って段々畑になっていたかもしれません。
昔の地図を見れば、色々な役立つ情報が書かれていると思います。湖底のイメージ化には重要な助けになりますね。
さらに地図に書かれている地名も見てみましょう。地名には昔の地形のヒントが隠されていることがあります。
〇〇丘、✕✕台などであれば山や丘が有ったでしょうし、〇〇川や✕✕沼、「氵」がつく漢字が使われている場合は水に関連のある地形だったのでしょう。
イメージの補助になります。
あ、この4番目の項目は、土地探しの時に何かで読んだものです。
でも、ワカサギにも転用できますよ…できるでしょ?
できますよね?
・まとめ
魚群探知機はものすごい武器です。
しかし、場所ぎめに関しては魚探に頼りきりではいけません。
調べたときに物凄く魚がいるからといって場所を決め、テントを設営。建て終わって魚探をみたら、反応なし。現在の群れが回遊し終わったらもう回ってこないところかも知れません。
重要なのは回遊しやすい、居着きやすいポイントを探すことです。(この写真のテントが並んでいるのは駆け上がりなどがあり、ワカサギ回遊ラインがあるんだろうなと推測できます。)
ポイントを探すためには1穴では足りません。少なくとも怪しいポイントに数か所は開なければ湖底のイメージはできませんから。
重要なのは簡単にまとめると以下の3つ
-
深さを測る
-
地形を観察する
-
湖底をイメージする
魚探至上主義になる前に、まず場所の決め能力を磨いた方が安定した釣果が見込めると思います。
場所決め能力はワカサギ釣り師にとって、一番重要といっても過言ではありません。
テキトーに決めていた方、少しづつでいいので試してみてくださいね。
そうやって一度見つけた絶好ポイントは、無料GPSアプリでスクショをとっておきましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
八幡でした。