娘のスマホケースが思いのほか出来がよく(自分的にはですが…)、もうちょい大きいものもつくれるんじゃね?
と、いい気になってしまった!
すいません、悪い癖です。
次はウォレットホルダーを作ろうと意気込んでみたものの、結構大掛かりかもと感じています。
どうも、ちょっと不安な八幡です。
前回は型紙作成まで行いました。
革と他の部品を購入し、作成に入ります。
思いの外、費用がかかりました。
作成手順一覧
1、イメージ図作成
2、型紙作成
3、革への写し
4、床面処理
5、革の切り出し
6、コバ処理①
7、レザーバーニング
8、仮止め、ガイドライン引き、穴あけ
9、菱目打ち
10、縫い付け
11、ハトメ付け&カシメ付け
12、コバ処理②
13、コンチョつけ、革ひも
14、最終調整
3、革への写し 5、革の切り出し
今回は革を3種類使います。
通常のヌメ革キナリ2mmと1.5mm、黒のヌメ革1mmを用意しました。
切り出すとこんな感じ。
本体となるパーツ1にキナリ2ミリ。
表側でウォレットを覆うパーツ2と、ベルト部分のパーツ4にキナリ1.5mm。
パーツ3、パーツ5、パーツ6には黒1mmを使用しました。
黒パーツはキナリパーツに重ねて使います。
切り出した革に、ハトメやカシメのための穴もあけていきます。
型紙を切り出した革に重ねて、目打ちで型紙ごと上から押し付けます。
ズレるとハトメもカシメもズレちゃうので気を付けてください。
8、仮止め、ガイドライン引き、穴あけ
仮止めは木工用の速乾ボンドで行いました。
穴あけや菱目打ちで仮止めが取れないよう、それなりの強度が必要です。
ボンドは乾きも早く強度もそれなり。
丁度いいのです。
ガイドライン引きや穴あけは、仮止めをしてから行いました。
重なるパーツに菱目を打ったり、穴をあけるのは仮止めしていないとズレますからね。
11、ハトメ付け&カシメ付け
ホックをつけた経験はあっても、ハトメやカシメは初めてです。
ですが基本は変わりません。
受け皿と打ち具で、ハトメやカシメなどの金具を打ち付けていきます。
受け皿や打ち具は専用の物を、使わなければなりません。
大きさも複数ありますので、大きさに対応したものを用意しないといけません。
ホックの時と同じです。
何気にお金がかかりますね。
左がハトメで右がカシメ。
八幡が使った打ち具は、ハトメもカシメも専用品ではありますが、レザークラフトの専門品ではありません。
手芸の専門品です。100円程度安かったので買っちゃいました。しかし、使用してみて失敗だっと気づきました。
手芸用の打ち具は縁が若干広いんですね。
なので革が厚いと縁の型がついてしまいます。
皆さんが購入するときは、レザークラフト専用品を購入してくださいね。
やはり専門品は専門品の理由があるんですね~。
安さに釣られてしまった・・・
13、コンチョつけ
コンチョ付けも初めての作業。
これも専用の打ち具で打ち付けるのかと思っていたら、どうやら違うもよう。
レザークラフトのコンチョは、ネジ式になっているのですね。
革とジャンパーホックの凹金具を挟んで、ネジ止めします。
凸金具は従来通り、打ち付けて固定します。
裏と表。
こんな感じでジャンパーホックの機能を持った、コンチョボタンの完成です。
凹金具の大きさに合ったネジでないと止められないので、コンチョ選びの時に気を付けてください。
14、最終調整
一応完成したのがコチラ。
ですが、実際に財布を入れてみると隙間がありすぎました。
調整が必要です。
解決方法として、縫い止めしていたサイドと下方を、カシメで止めることにしました。
カシメを打つ分、革が重なるので隙間が少なくなる、というわけです。
丁寧に糸を解いて単体で縫い直します。その後カシメを打ちます。
これで調整もOKです。
完成品
表と裏。
財布を入れたところ。
サイドを革ひもを使って止めているため、財布の大きさによって多少の調整が可能です。
上方に多少の隙間がありますが、財布が出てくることはありません。
なんとか形になりました。
革が厚いと、作りもしっかりして見えますね。
今回は想像以上に革の使用量が多かったです。
レザーバーニングは必要なかったかなぁ。
後日、別の飾りになる革を縫い付けるのも、ありかもしれませんね。
ですが自分的には満足です。
八幡でした。