家を建ててから早11年が経過しました。
月日が経つのは過ぎてみると、アッという間ですね。
どうも、八幡です。
新築したときは、リフォームの事なんて何も考えていませんでした。(リフォームといっても外壁塗装の事なんですが…)
「外壁の塗り直しは10年が目安」というのは聞いたことがある程度。
10年なんてずっと先の事に思えてたんですね。
今思うと愚かでした(-_-;)
当たり前ですが、塗りなおしするにもお金がかかります。
「いざ外壁塗装」となった時、困らないように費用対策はしておくべきですね。
・外壁塗装のきっかけ
新築してから9年。
まだまだ外壁の塗り直しの事など真剣に考えていなかったある日。
釣り中の八幡に、家から電話がかかってきました。
母「職人さんが雨漏りしてるって言ってるんだけど、今すぐ戻って来てくれない?」
八「はぁっ!?」
釣り場からスグに引き上げ、急いで家に戻り話を聞きました。
八幡邸にサンルームを新設するため、N社の工事をしていた職人さんが異常を発見してくれたようです。
話を聞くと、外壁と内壁の間を雨水が通っているとのこと。
これが外壁と内壁の間を水が通っていた跡。
「コレは大変だ。」と、急いで家を建てた一応大手建築会社のH社に連絡を取ります。
この時までは大変だと思いながらも、そんなに慌てていませんでした。
「屋根と外壁の保証期間は10年だったはず。修理が必要でも、費用はかからないだろう」と、思っていたからです。
しかし…
H「これは雨漏りではないので、保証の対象とはなりません」
と言うH社。
八「マジ?」
どうやら雨漏りとは、雨が内壁の一番外側にある防水シートを破って侵入してきた時に「雨漏り」と言うらしい。
八「でも、異常な状態なんですよね。保証にならないんですか?」
H「なりません。」
八「・・・わかりました。では、原因は何ですか?」
H「多分ですが、コーキングの劣化が原因だと思います。」
八「わかりました。ではこの状況を改善するためには、どのような修理が必要ですか?」
H「コーキングの補修工事が必要です。八幡さんのお宅はもう少しで築10年となりますので、費用はかかりますが、ご一緒に屋根と外壁の塗装をされた方が良いと思います。」
八「それは大体、幾らくらいかかります?」
H「家の大きさから考えて、相場ですと…大体150万円くらいですね。」
八「150万っすか!!」
素が出ました。
まあ、コーキングの打ち直しと一緒に屋根と外壁の塗り直しもしましょう、という提案は分かります。
コーキングの打ち直しも外壁の塗り直しも、足場を組む必要があります。
足場代だけで20~30万円くらいかかりますから、一緒にやってしまった方が足場代が一回分で済みます。
にしても、150万は痛い…
八「では、コーキング補修と外壁の塗り直しをすれば、水の侵入は止まるんですね。」
H「それは補修してみなければわかりません。」
八「・・・はぁ!?」
150万円もかけるのに、直るかどうか分からないって…
よく言えるな日〇ハウ〇H〇。
八「・・・まずは見積りを出してもらえますか」
H「わかりました。」
・相見積もりの必要性
相見積もりとは、見積りを1社だけに頼むのではなく、複数の会社に見積りを頼むこと。
大型家電購入時に、店頭価格を比較することはよくあると思います。
やることはそれと一緒ですが、意味合いが大きく違います。
家電は少しでも安く購入するため。
家のリフォームでは業者の信頼を図るためです。
一番の検討項目は工事内容。
外壁のリフォームに必要な工事内容が網羅されているか。手を抜いた作業内容になっていないかを、比較しながら確認することができます。
次に価格が安すぎないかの確認です。
相場より価格が安すぎると手抜き工事を行うような、悪徳業者を疑わねばなりません。
安くなるということは、どこかで質の悪い材料を使っているか、必要な工事手順を省いているかのどちらかです。
よって、見積りは工事内容が詳細に記載されたものを頼みましょう。
八幡は見積もりを3社にお願いしました。
それぞれの会社と簡単な内容は次の通り。
・H社~シリコン系塗装、約150万円
家を建てた時の建築会社。一応大手に当たります。
しかし、工期が伸びたり、要望通りでなかったり…前からだいぶ不信感が溜まってはいました。最悪、見積もりの基準の物差しにすれば無駄にはならないでしょう、という判断です。
さすがに大手であからさまな工事の手抜きや法外な値段を出してきたりはしないだろう、というくらいには踏みとどまっています。
それくらいは役に立ってもらわないと。
内容はコーキング工事や屋根・外壁の塗り直しなど、一般的な工事で約150万円。
・M社~シリコン系塗料、約170万円
地元の建築会社で設計から工事まで一通りOK。
経営者が八幡の知り合いで、気軽に相談できる。
今回の水の侵入に対し、一番真剣に相談にのってくれた頼もしい存在。
一般的な工事(約145万円)に加え、問題の水の侵入の屋根と外壁の調査&補修(約25万円)であわせて、約170万円。
・N社~外壁カバー工事、約200万円
サンルームや風除室の増築をお願いした会社。
親が気に入り、ちょくちょく利用させて頂いている。水の侵入を発見してくれたのも、ここの職人さん。感謝です。
外壁リフォームも手がけており、見積もりをお願いしました。
他の2社とは違い、外壁の塗り直しではなく、既存のサイディングの上に新しいものを貼る外壁のカバー工事を提案されました。
お得意様価格の割引サービス付きでしたが、やはり他より高額で約200万。
この三つで八幡が選んだのはM社。
値段はH社と比較してほぼ同じ。基本的な工事内容ほぼ一緒。
シリコン系塗料を使うのは、値段と耐久性の兼ね合いが良く、一般的な業者ならまず最初に勧めてくる塗料だそうです。
コスパが良く、外壁塗装の第一選択といったところですね。
M社を選んだのは水の侵入を防ぐ工事も請け負ってくれたからです。
見積もり段階で怪しい箇所をピックアップし、無償で応急処置等もしてもらっており、十分な説明もしてくれました。
簡単に言うと、赤丸をした屋根の形状に対して外壁とのつなぎの細工がおかしい、ということみたい。
これは建築したH社は認めたくないところ。
言ったところで無駄でしょうし、頼むなら信頼できるところに頼みたい。
やはり大きな買い物はどれだけ信頼できるかですね。
N社さんにはわるいですが、お断りさせていただきました。
カバー工事は現在のサイディングそのものが、限界に来てからでもいいのでは?と思った次第です。まあ、予算も関係していますけどね。
重要なのは信頼できる業者を見つけること。
八幡はたまたま業者の方が知り合いだったのですが、そのような機会がない方も多いかと。
上記は厳しい審査基準をクリアーしたリフォーム業者を登録しているサイトです。
最終的に契約するかしないかは置いておいて、相場や工事の基準を知るためにも、無料見積もりをお願いしてみるもの一手かと思います。
・外壁リフォーム後
アッという間に過ぎていった10年の月日は否応なく、八幡邸にもその月日を刻みつけていました。
コーキングは汚れが溜まって、やせ細っています。
これはマシな方。
西日を浴びる反対側は、完全に隙間ができていました…残念ながら写真は残っていませんけど。
リフォーム後のコーキングはこんな感じ
コーキング自体にツヤと弾力があります。
外壁も塗装後は綺麗になりました。
基本的に外壁の配色を変えてないので、写真ではビフォアーアフターが分かり難いですね。しかし肉眼で見るとが外壁が艶々しています。
艶アリのトップコートにして良かったー。
近づいても写真では分かり難いなぁ。
残念。
八幡は塗装後の外壁を外から見て満足してますよ~。
トップコートのツヤあり、ツヤなしで迷ったら、是非ツヤありを選んでください。
まとめ
一般的な屋根・外壁塗装は3~7日程度で済んでしまうようです。
しかし八幡邸は足場の撤去まで3週間かかりました。
屋根の修理工事も加わってますからね。
各職人さんの都合が合わず、日程がちょっとばらけてしまったというのが本当のところ。
そんなこともあるんですね。
さらに足場を組んでる最中に台風が来たのは正直不安でした。
皆さんが塗装を頼む時は、台風期間を避けた方が無難かも。
そうするためにもリフォーム業者には早めに相談しましょう。
リフォームに臨むには信頼できる業者選びが必須です。
大手だから良いというわけではありません。
小回りや融通が利かなかったりしますしね。
大手業者、地元業者、チェーンのリフォーム業者、ネット登録業者など、それぞれから1社程度、計3~5社程度で相見積もりをとるべきだと思います。
屋根・外壁塗装のリフォームは、決して安くない金額がかかります。
失敗しないよう慎重に内容と業者を選びましょう。
そして工事完了後には、お色直しした我が家を満足するまで眺めてください。
八幡でした。