ゴムボートを手に入れて、収納場所に頭を悩まされてる方も多いのではなかろうか?
最低でもこれだけの量を収めねばなりませんからね。
どうも、八幡です。
例にもれず八幡もその一人。
一戸建てではありますが、大きな車庫や蔵がある訳でもなく、収納場所の確保には苦労しました。
最初は「物置に入れておけばいいよね」と考えていたのですが・・・
叔父いわく・・・
「真夏に激熱になる物置の中に保管していたら、ゴムボートの寿命を縮めるぞ!」とのこと。
通気の良いところに保管して、気温の上昇を防がないと、ボートに使っている接着剤の劣化を早めるそうです。
つまり・・・
通気対策をした物置を自作しなければなりませんねー。
完全自作が厳しい方は、自転車用のサイクルハウスが流用できるようですよ。
材料&図面等
材料
- 2×4材 1820ミリ×17本
- 1×4材 1820ミリ×1本
- コンパネ(ウレタンコート済み) 5枚
- マグネットキャッチ 3つ
- 木ネジ各種
- 蝶番 6つ
- L字ステー 必要数
- 羽子板付き束石 6つ
- 取っ手金具 3つ
図面等
まずは全体図
別角度から見るとこんな感じ。
つぎに2×4材と1×4材の木取り図
(※1×4材は1つだけ600ミリを560ミリに切り落として使用しています)
コンパネ材の木取り図
2×4材は物置の骨組み。
1×4材は扉のコンパネを繋ぐための接ぎ木代わりです。
3枚ある扉は、1枚に付きコンパネ1枚使うべきでした。
継ぎ足して、予算を削ろうとしたために、苦労が増すことに……
物置作成過程
まずは建築場所の確保。
自転車置き場を片づけました。
使っていない子供用の自転車も処分しました。
写真で見ると狭そうですが、187cmの幅があります。
綺麗に掃除しひとまずOK。
次にホームセンターで木材を購入しカットを依頼。
うーん、壮観。
こんなに使うのは初めてです。
端材も持って帰れば、何かしらに使えるでしょう。
コンパネも準備OK。
屋外のため、なるべく防水性の高いものを…
ということで、ウレタンでコーティングされたコンパネを選びました。
ペンキを塗っても良かったのですが、塗装の手間と費用を考えると、コート済みの方が合理的かと。
ただし、サイドや裏面はコーティングされてないので、サイドくらいは防水対策しておきましょう。
コンパネのサイドと表に出る1×4材にはニスを塗っておきます。
次に木材にビス用の下穴をあけてしまえば、組み立てです。
下穴は2×4用定規を使って付けていくと、効率的です。
どーせ、物置なので跡が残っても問題ありません。
むしろ、組み立て時に間違いのないように、しっかりと印を付けておきましょう。
まずは背面とサイドを組み立てます。
羽子板付きの束石に固定しながら、全体を組み立てていきます。
いきます・・・
あれ?
はまらねーぞ?なんでだ?
ここは660ミリのハズなんだけど・・・
あ・・・建築場所の幅を考慮して、700ミリ予定の群を急遽680ミリで切ってもらったんだった。
660ミリ群も20ミリ短く切ってもらう事を忘れてた・・・
設計図…というか木取り図通りに切ってもらってたら、こんなミスしなかったのに。
急遽、予定のサイズを変えると後々めんどくさくなりますね。
反省・・・(-_-)
あ、サイズを変えなければ木取り図のままでOKです。
仕方ないので、自分で切ってサイズを合わせます。
案外簡単に全体の骨組みが組みあがりました。
ところどころにL字ステーを利用して組み上げています。
背面から木ネジを打てないところに重宝します。
2×4材というところにこだわるなら、シンプソン金具を使用すると良いでしょう。
意外に安価なうえ、さまざまな形状が用意されているので便利です。
全体の骨組みができたら、サイドの壁を打ち付けます。
段々完成形が見えてきた~。
扉の作製にかかります。
1×4材でコンパネを継ぎ足ししねばなりません。
900×600ミリの板と450×600ミリの板を継ぎ足しして→
1350×600ミリの3枚できればOK。
と、簡単に考えていたんです。
が、実際組み立ててみると、真ん中の扉が開かない!!
1×4材の厚み分がひっかかってるじゃあないか!!!
仕方ないので厚み分を切り落とします。
厚み分だけ切り落とした1度目の調整では失敗・・・
さらに切り落として・・・
なので、真ん中の扉に使った1×4材は600ミリ→560ミリとなりました。
めっちゃ余計な手間がかかってしまった(~_~;)
ちなみに、扉には南京錠もつけました。
なので、真ん中の扉にはもう一工夫。
ホールソーで南京錠の台座となる掛け金より、大きい穴をあけます。
穴と切り取られた木片をヤスリ等で整えたら、木片を骨組みに設置。
何気に大事なのが、掛け金の台座に隠れるように1つだけ木ネジを打っておくこと。
こうすることで、他の木ネジがドライバーではずされても、台座ごと取り外されてしまうことを防ぎます。
まあ、周りごと破壊されたら意味ないですけど・・・
最終的な掛け金の設置状況はこんな感じ。
扉にはさらにもう一工夫。
蝶番と鍵だけでは扉がバタつくので、マグネットキャッチを設置。
マグネットキャッチとは、テレビ台の扉などについてるアレ。
マグネットキャッチ設置のために端材を活用。
マグネットキャッチ1つで、通常の風であれば扉がバタつくことが無くなるので、是非設置してください。
安いし設置しない手はありません。
ちなみに1350×600のコンパネ扉を支えるのに、蝶番は76ミリ×2使用しました。
あとは屋根となるコンパネを打ち付けて完成。
屋根は垂木を組もうかとも考えましたが、予算の関係上、断念しました。
屋根に重たいものを載せるわけでも、人が乗るわけでもないので、大丈夫でしょう。
物置完成形
とりあえずの外部の完成形はこんな感じ。
もちろん開けやすいように取っ手もつけています。
写真では屋根と壁の間に三角形の隙間が出来ています。
というか、通気性確保のため、あらゆるところに隙間があります。
まず背面に壁がありません。
家の壁にくっつけていますが、1~2cmくらい空いてます。
そして束石の高さ分足元が空いています。
確か束石は12cm位の高さだったような・・・
結構ツーツーです。
その流れで三角地帯も空けていたのですが・・・
さすがにここは雨が侵入してきました。
現在は端材のコンパネで塞いでいます。
まあ、これだけ空いていれば、少なくとも外気温以上に暑くはならないでしょう。
製作費はギリギリ2万円で収まりました。
実際の作成期間は3日くらい。
次は物置内部だ!!
では、皆さま楽しいDIYライフを!
八幡でした。