「どの糸をつければ良いの?」
リールを買った初心者さんが、ほぼほぼ思う疑問ですね。
当然そこを通ってきた八幡です。
リールだけあっても、仕掛けだけあっても、釣りは出来ません。
両者をつなぐラインが必要です。
このラインが何気に重要なのは釣り師の皆さんには周知の事実。
そこには色々な考えがあるでしょうから、ここではあくまで八幡の経験から語らせていただきますね。
あ、具体的にどのメーカーさんのこのラインがいいよ、って話ではないので最初にことわっておきますね。
初心者が選ぶのに適したライン
PEラインの0.3〜0.5号の50〜60メートルのものが扱いやすいと思います。
感度よりもトラブルレスを優先です。
ラインの種類と特性
1,ナイロンライン
もっとも代表的で安価なライン。
竿セットなどについてくるリールには、このラインが巻かれていると思います。
特性としてはしなやかで伸びがあること。比重が若干重いこと。代表的な3種類のラインの中で一番水に近いです。
ただ時間が経つと、すごく巻きグセが着きやすいですね。これがナイロンの最大のデメリットです。
巻きグセが着くということは、そのクセがワカサギのわずかな当たりを打ち消してしまうと言うことです。
さらにしなやかで伸びがあるというナイロンの特性も、ワカサギ釣りにはデメリットに働きます。「しなやかで伸びがある」は、わずかな当たりを吸収してしまうからです。
しかも巻きグセがついてしまったナイロンラインはライン絡みの原因になります。経験上、結構な頻度で絡まります。
時間がもったいない!
ただし最も安価であるため、絡まって大量に切り捨てなければならない時でも、あまり惜しくはないのがメリットといえばメリットですね。
2,フロロカーボン
フロロラインとも呼ばれます。
特性は障害物にあたったときのスレに強いこと、ナイロンに比べ伸びが少ないこと。そして比重が重いこと。
「伸びが少ない」「比重が重い」はワカサギ釣りで非常にメリットがあります。
「伸びが少ない」事は感度の良さに直結します。ワカサギのわずかな当たりを穂先に伝えてくれます。
「比重が重い」事はラインを水に投入したさい、水に浮かず、浮力によるラインのわずかなたるみを生じさせません。これも当たりを穂先に伝えます。
デメリットはコシが強く硬いため、スプールへの馴染みが悪いことと、巻きグセが着きやすい事ですね。
「スプールへの馴染みが悪い」とはどういう事かというと、せっかく巻いたラインが止めてないとパラパラとほつれて来るということです。
この馴染みの悪さと巻きグセの着きやすさが曲者で、ライン絡みの頻発に繋がります。ライン絡みの対策ができる上級者なら1番ワカサギ釣りに適したラインかもしれません。
八幡も挑戦した事がありますが、気が付いたらラインが絡んでるような状況で、僕には使いこなせませんでした。
初心者はとりあえず選ばない方が無難でしょう。
挑戦する際は替えスプールを用意して、そちらにフロロを巻いてください。
ライン絡みを解くのに時間をかけるのはもったいないですから。素直に切るか、交換できるようにしておきましょう。
せっかくライン絡みを解いたとしても、フロロの場合はクセがついて使えない状態かもしれません。
3,PEライン
ルアーフィッシングなどによく使われるのがこのライン。
特性は伸びがほぼなく、軽く柔らかいことです。そして比重が軽いこと。
軽いので飛距離が出るためルアーや投げ釣りに使われます。
ワカサギ釣りで重要なのは「伸びがない」ところですね。伸びがないための感度が良い。当たりがダイレクトに穂先に伝わります。
また「柔らかい」ため、巻きグセがつきにくいです。これも重要です。八幡はここを重要視してます。
つまりライン絡みが少ないということですから。三種類のラインの中ではダントツの少なさです。
もちろんデメリットもあります。比重が軽いため、仕掛けを穴に落としたときに、浮力によるラインのたるみが出る点です。
ライン自体に浮力が発生するので深場になればなるほど、たるみも大きくなります。つまり感度が下ります。
ライン比較表
号数について
ラインの太さは号数で表します。
小さいほど細く、大きいほど太いです。
他の釣りであれば号数は強度や飛距離で考えますが、ワカサギは両方考えなくてもいいですね。
その代わりワカサギ釣りのライン号数は感度と浮力を考慮します。一般的に細いほど感度がいいとされています。
ワカサギのラインだと0.1〜0.6号位までの太さが売られています。
八幡はPEなら0.1〜0.5号まで使用したことがありますが、扱いやすいと思ったのは0.3号ですね。
それ以下は細すぎて扱いづらいです。0.1号にいたってはちょっとした事で切れます。PEは引張り強度は高いはずなんですけどね。
ワカサギ釣りでは、感度と扱いやすさとのバランスで考えましょう。
長さについて
長さは30メートルものと50~60メートルの物が売られています。
行く可能性のあるフィールドに合わせて決めていいと思います。
出費を抑えるなら、50メートルものを半分に切ってリールに巻くという手もありますよ。
しかし安全にいくならリールに全巻きすることをおススメします。
普段は10メートル未満のフィールドで釣りをする、ということで50メートルラインを半分に切って巻いていたのですが、遠征したところ水深27メートル。
底までとどきませんでした。
遠征しないといっても、ラインが絡んでどうしても切らなければいけない時があります。
そんな時、困らないためにもラインは多めに巻いて置いた方がいいでしょう。
予備ラインをひとつタックルボックスに忍ばせておくことをおススメします。
結論
八幡のメインスプールにはPEラインの0.2号が装備されていますが、それでも細くて使いづらいです。
初心者はPEラインの0.3~0.5号が扱いやすいと思います。
そして長さは50~60メートルを全巻きが安全策。
あとはメーカーさんの説明と価格で相談ですね。
八幡でした。
他にもワカサギブログ満載です