八方趣味人

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糸魚川の海岸で採取したヒスイ原石を、ペンダントに加工してみた

火が着いてしまった鉱石熱。

頑張って、頑張って手に入れたヒスイの原石。

やっとそれなりに数が集まりました。

どうも、八幡です。

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ならば、加工してみたくなるのが当然の流れ。

久々にやってみましょう。

必需品

アルゴファイル マイクロモーターシステム SBH35nST-B-3024

アルゴファイル マイクロモーターシステム スターライトセット ブラック SBH35nST-B-3024

 本格的に天然石の切断や研磨などの加工をするなら、このルーター。

 八幡自身は持っていませんが、非常に評判がいい。

 欲しい。

 欲しいですよ!

 ミニルーターの十倍は素早く削れるらしいです。

 連続使用時間も気にしなくていいとのこと。

 回転振動や騒音もほとんど気にならない。

  趣味の卓上ルーターの中で値段と性能のバランスの取れた傑作との評価。

 いずれ欲しい!!

 ルーターの検索に中々引っ掛からないので、ここで紹介しておきます。

 

NEXTOOL ルータービットセット

 

ダイヤモンドディスク ルーター用

 セットについてくるディスクだけでは足りなくなるかも。

 

耐水ペーパー

 

天然石ペンダント制作過程

 ペンダント制作といってもすることは単純です。

  1. 石を大体の形に切る

  2. 石を好みの形に削る

  3. 石を磨く

  4. 穴を空ける

  5. 革紐と金具でペンダントにする

 この5過程。

 しかしペンダントトップを作成する1~4までの過程が大変です。

 特に使用ルーターがミニルーターなので、時間がかかって仕方ありません。

 

1、石を大体の形に切る

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 ペンダント作成のために、まずは切る石を選びます。

 選んだ石を大体の形に切ります。

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 最初に切るラインに薄く切れ目を入れておきます。

 切るといっても、同じ場所を削っているだけ。

 結果削り切っているのです。

 なので、多少ダイヤモンドディスクが手に触れても大丈夫。

 多少表皮が削れるだけですから。

 八幡は素手でやってます。

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 一時間後でこのくらい。

 まだまだ先は長い…

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 結局切るのに2時間半。

 しかもズレてしまいました。

 ディスクの長さの関係で、反対側からも切っていかねばなりません。

 多少ずれる覚悟は必要です。

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 ちなみに切り終わった水はこんな感じに濁ります。

 

2、石を好みの形に削る

 削っていくのには同じディスクの側面を使います。

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 とりあえずデッパリを削り終わったところ。

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 上から見るとこんな感じ。

 だいぶ四角くなりました。

 ここから六角にしていきます。

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 対角を落としながら、形を整えていきます。

 ちなみに石がライン状に黒くなっているのは、プラスチック製のワッシャーが擦れた跡。

 少し削ればとれるので問題はありません。

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 だいぶ六角になりました。

 後は上と下を削れば、クリスタル型になります。

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 あとちょっと。

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 上もやったら下も整えます。

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 出来上がり。

 これで形は整いました。

 ここまで6時間。

 一日目終了です。

 

 ちなみにミニルーターは連続運転が出来ません。

 ながくても10分。

 それ以上は熱を持ちすぎて、モーターが焼き切れてしまいます。

 通常は2台で交換しながら使いますが、八幡はもう一工夫。

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 クーラーバック保冷剤

 使っていない方のミニルーターは常に冷やしておきます。

 こまめに交換した方が、熱の溜まりは遅いです。

3、石を磨く

 石を磨くときは耐水ペーパー で磨きます。

 磨くときもルーターを使います。

 さらに使うのはアタッチメント両面テープ

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 両面テープをアタッチメントの頭に貼り付けます。

 そこに切り取った耐水ペーパーを貼り付けて準備完了。

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 これをルーターにセットして磨いていきます。

 ちなみにアタッチメントは百均のダイソーさんで手に入れました。

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 最初はこんな感じ。

 ここから地道に磨きます。

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 耐水ペーパーによる研磨は終了。

 でも、まだまだ。

 次は精密仕上げ用研磨フィルム で磨きます。

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 フィルムで研磨は終了。

 次はこれ。

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 パフ仕上げ用青棒をつかってさらに磨きます。

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 どうだ?

 とりあえず、磨きは終了。

 うーん、やはりこのくらいが八幡の限界か?

 

4、穴を空ける

 折角磨いても、ペンダントにするためには穴を空ける必要があります。

 通常、穴を空けるにはダイヤモンドビットの極細ビットをルーターにセットして使います。

 ただし今回用いたのはコッチ。


 

 正確には1.2mmのものを使用しましたが、1.6mmの方が穴を広げる必要がなくなるので、こちらをおススメします。

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 マイクロダイヤモンドビットで穴を空けた後、さらに通常のビットで穴を広げます。

 これで大抵の革紐は通ります。

 今回は穴を空けた後、もう少し磨きました。

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 これで磨きも満足。
  穴も開いたし、ペンダントトップは完成。

 

5、革紐と金具でペンダントにする

 革紐は以前買ってあった1.5mmの丸紐。

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 金具は丸ヒモ用カシメフックセットを使いました。

 これらをセットすればOK。

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 ペンチ1つあればセットできるので簡単です。

 

完成品

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 ヒスイペンダント完成です。

 ここまで来るのに2日。

 時間にして12時間くらいかかってます。

 取り敢えず頑張って磨いたおかげで光の反射はOKです。

 しかしヒスイの質のせいか、光の透過はほぼありません。

 もうすこし綺麗な緑色が見たかったなぁ。

 別の原石も磨いてみようかな。

 今回は自分で採取したヒスイを、自分で磨いてペンダントにしたことに意味があるってことで。

 八幡でした。