八方趣味人

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レザークラフト 初心者が立体成型でスマホケースを作成してみた

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自分用に作ったマルチ型スマホケース。

気にいってはいるんですが、手帳型は使いにくい。

というか、使い慣れてない。

どうも、八幡です。

www.happousyumi.com

 今までスマホは、プラケースにスマホリングをつけて使用していました。

手帳型はスマホリングを付けられないことが弱点ですね。

使い慣れたスマホケースを、レザークラフトで作れないかチャレンジしてみました。

とりあえず完成品はコチラ。

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 結果的には「半分成功、半分失敗」ですね。

 必需品

MDFボード

 こんな感じの板になります。

 今回の自作のキモになります立体成型。その立体成型の内型に使います。

 軽くて加工しやすいので、とても便利。

 百均にも置いてあるので、そちらで充分ですし、安いと思います。

 

カシメ

12mmコンチョ

  お好きなコンチョで作成しましょう。

 

制作過程一覧

  1. 立体成型の内型と外型の作成
  2. 立体成型
  3. レザーバーニング
  4. リングベルト部分作成
  5. カシメうち&コンチョ取付け
  6. カメラ用&ボタン用の穴あけ
  7. プラケースへの貼付け
  8. コバ処理 

 

制作過程

 いつもなら、作成過程でめずらしい部分だけ書いています。

 しかし、今回は初挑戦も多いので、ほとんどの過程を書くことになりそうです。

 今回の初挑戦は何と言っても「立体成型」。

 立体成型とは革の持つ「可逆性」を利用した技法です。

「絞り技法」、「ウエットフォーム」などと言ったりもします。

 ヌメ革を水に濡れた状態で力を加えると、その形のまま締まって固まってしまいます。

  こんな感じのカービングや、ポーチの角部分のカーブを成型するために行います。

 濡れた革を型にはめたまま乾かすことで、型通りの革を成型することができます。

 

1、 立体成型の内型と外型の作成

 立体成型をするために、まずは型をつくります。 

 型を作る材料はこちら。

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 必需品に載せたMDFボードと梱包用フィルムです。

 全て百均品。

 今回、梱包用フィルムは使いませんでしたが、使った方が良かったなぁ。

 

 まずはMDFボードで内型を棒で外型をつくります。

 ちなみにソーガイドを使って切りました。

 木工用制作ソフト「もりでん」のために買ったソーガイドですが、ガイド自体も良いですね。

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  ブレようがありませんからね。

  ノコギリで真っすぐ切れたことのない八幡でも、真っすぐです。

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  お陰でこの通り。

 ボードを内型にするには厚さが足りないので、ボンドで2枚貼り合わせて使います。

 そしてサンダーで面取り。

 特に角は革の形に直結してくるので、丁寧に整えます。

 外型は釘で打ちつけます。

 久々に使いました。

 いつもはインパクトドライバーとビスを使用しているので…

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 立体形成は乾いた時に1~2回り縮むので、内型はプラケースより一回りほど大きくしておくとよいと思います。

  でも、これは少し大きすぎるかな?

 写真では分かりにくいですけど・・・

2、立体成型

 型が出来たら、次は革に水を染みこませます。

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 染色も何もしていないヌメ革ならスグに水が染みこみます。

 一応5分もほど待ちましたが、3分でも多いくらい。

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 内型に乗せて、スリッカーで周りを押し付けます。

 簡単なものなら、押し付けるだけでもいいのかも。

 しっかりと形を保ちたいなら、やはり外型も必要です。

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 型をクランプで固定して、そのまま放置して乾かします。

 1日くらいは必要。

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 乾くと革の色は元通り。

 でも、形は御覧の通り。

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 型を外しても形は崩れません。

 これが立体成型

 

3、レザーバーニング

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 4時間もかけてレザーバーニングしました。

 使用したのは、もちろんいつものマイペンアルファです。

 細かすぎたなぁ。

 0.5B型が細かい模様を描くのに適した、一番細いペン先。

 全部見せられないのが、残念です。

 細かくバーニングしたのが伝わっていれば幸いです。

 

4、リングベルト部分作成

 「リングベルト」って勝手に名付けた部品名ですが、スマホリングの代わりにするためのベルト状の部品です。

 ちなみにスマホリングとはこれ。

 スマホの落下防止スタンドとしての機能があります。

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 リングベルトは強度も必要なので2mm厚の革を用いました。

 まずはカシメとコンチョのための穴を空けました。

 そして切れ込みを入れます。

 切れ込みを入れることでスライド式にして、指の入る隙間を調整できるようにしました。

 

5、カシメうち&コンチョ取付け

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 本体にもカシメとコンチョ用の穴を空けます。

 ちなみに穴を空ける時に脇が邪魔だったので、切ってしまいました。

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 最初、ベルトの固定は両穴ともカシメを使う予定でした。

 しかし実際やってみると、本当に固定されちゃいました。

 スライド式に出来ない。

 なのでネジ式のコンチョにしました。

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 これで微調整可能

 実際にコンチョにしようと決めたのは、ボタン用の穴を空けた後なので、写真は前後しています。

 ご容赦を。

 多分、何枚か前後する写真があるかも。

 

6、カメラ用&ボタン用の穴あけ

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 デザインナイフを使って穴を空けます。

 どうしても切り口がブサブサになってしまうので、小型のヤスリで出来るだけ整えます。

 整えた後は穴のコバ処理。

 小さい穴に水やトコノールをつけるのには、綿棒が便利。

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 そしてスリッカーでゴシゴシ。

 

7、プラケースへの貼付け

 ココまで作成した本体とプラケースとを貼り合わせます。

 でもその前に...

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 薄くオイルを塗り込みます。

 これで少しは汚れがつきにくくなるかな?

 このオイルは革細工用品店の革専用のオリジナルオイル

 お手入れにも使えるようです。

 本当はカシメを付ける前に塗れば良かった。

 

 ちなみにベルト部分はスライドしやすいよう、切れ目などに微調整を加えています。

 さらにベルトにもレザーバーニングを施しています。

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 貼り付ける前にプラケース(正確にはシリコンケース)を脱脂します。

 脱脂はアルコールで清拭するだけでOK。

 脱脂をしておけば、テープや接着剤の貼り合わせが強力になります。

 

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 面部分は両面テープ、側面は接着剤のGクリアーで貼り合わせ。

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 ここで失敗。

 というか、立体成型の段階で失敗していました。

 型枠がプラケースより余裕を持ち過ぎていました。

 なので革が縮んでも、革の本体とプラケースの間に隙間が…

 その結果、文字通り「しわ寄せ」が来ました。

 ピッタリ貼り合わない(*_*;

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 仕方ないので、シワ部分は切り取ることに…

 残念。

8、コバ処理 

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 まずはヤスリをかけて、余分な部分を削り取ります。

 そしていつものように磨きます。

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 気が済むまでコバを磨いたら完成です。

 

完成品

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 完成したスマホケース。

 ただ革を貼っただけではなく、ベルトを取り付けることで機能も獲得しています。

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 指を入れると落下防止機能

 

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 机や床に立てるスタンド機能にもなります。

 どや!

 

 ただし、失敗したところも幾つか。

  • 立体形成時の隙間の大きさ

 このせいで貼り合わせの時にしわ寄せが…

 

  • ボタン穴の小ささ

 ボタンが押しにくい。

 というか、押せませんでした。

 後で穴を広げて調整しましたが…それでも押しにくい。

 ボタン穴は余裕をもって大きめに。

 

  • スリッカーの汚れ

 小物しか作っていない八幡のレザークラフト。

 とはいえそれなりの数を作ってきました。

 そのせいでスリッカーもそれなりに汚れが...

 そのスリッカーで磨いていたら、汚れがコバについてしまいました。

 

まとめ

 使いやすいスマホケースにしたつもりですが、使っていく中でまた課題も出てくるでしょう。

 そしたら、また考えて改良しながら作ろう。

 とりあえず、立体成型を上手く調整できれば、プラケースに貼り合わせなくても革だけでケースが作れそう。

 型枠の固定は梱包フィルムを使って、包む様にすれば内側を向いて固まるから、ケース状に出来そうです。

 調整は難しそうですが、挑戦する価値はありそう。

 挑戦時期は未定ですが…

 いつになることやら・・・

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 0.1mm単位の大きさに拘らなくていいなら、立体成型はあまり難しくありません。

 例えばポーチなどの小物入れを作成するには丁度いいかも。

 参考になるサイトはそれなりにあるので、皆さんも挑戦してみてください。

 八幡でした。