八方趣味人

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鉱石採集 糸魚川市で初めてのヒスイ拾い

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ヒスイ拾い…

鉱石採集が趣味なら、一度はやってみたいと思った方も多いはず。

趣味でなくても、ちょっと体験してみたい方もいるかと思います。

どうも、八幡です。

 

やってみたい。

ちょっと体験してみたい。

そんな感じで、先輩の採取旅行に同行させてもらえるようお願いしました。

そもそも海岸での石拾いは、別の海岸のメノウ拾いで経験しています。

メノウは結構な頻度で拾えました。

10~20分も探せば1個や2個は拾えます。

小学生低学年でも拾える感じの頻度です。

 

体験する前のヒスイ拾いはそんなイメージでした。

まあ、中々拾えないとは聞いていたので「難易度はメノウ拾いの2~3倍かな~」とか勝手に思ってました。

甘かった…激甘でした。

先に言っておきます。

丸一日探しても収穫がないことも十分ありえます。

本気でヒスイ拾いをするつもりなら、そのことを覚悟してから来るべきです。

今回はそんな覚悟もなく、ヒスイを採取しに来た男の体験記です。

初めてのヒスイ拾い

 八幡が初めてヒスイ拾いを体験したのは2018年の8月。

 2泊3日の採取旅行でした。

 その時の話なので、備忘録ということになるのでしょうか。

・ヒスイ拾い1日目

 出発は朝の3時半。

 先輩の車で休憩を挟みながら8~9時間ほどかけて、新潟県糸魚川市へ。

 初めてのヒスイ拾いで、期待に胸を膨らませていました。

 車の中では先輩が過去5年…計5回で手に入れた「ヒスイ」と「もどきの石」たちを見比べながら予習。

 現地入りをした時は昼過ぎ。

 有名なヒスイ海岸ではなく、須沢海岸に到着しました。

 先輩曰く...

「ヒスイ海岸では、ヒスイはあまり拾えない。」

 とのこと。

 まじですか?

「潮流の関係で主に流れ着くのは、姫川の西側の海岸だそうだ。

 俺も一年目は知らなくてさ。

 必死でヒスイ海岸を探していたよ。

 最終日の帰る直前に、そのことを地元の人に教えてもらった。

 もっと早く知っていればよかったなぁ」

 まあ全く拾えない、というわけではないみたいですが…

 とはいえ、なんでヒスイ海岸なんて名前にしてるんでしょうね?

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 しらない観光客には迷惑だと思うけど…

 

 そんなわけでヒスイが流れてくる姫川のすぐ西側の海岸、須沢海岸で捜索を開始しました。

 駐車場からとりあえず姫川方向へ一往復。

 八幡が先行し、50mくらい空けて先輩が後から追いかけるスタイル。

「先に俺が行ったら全部採っちゃうよ~」

 と、冗談めかしていうのでお言葉に甘えました。

 しかし...全く分からない。

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 メノウ拾いのせいか、八幡の目につくのはメノウもどきの石英ばかり。

 一度合流した時に先輩に鑑定してもらうと、ほとんどが石英かキツネ石ばかり。

 先輩は「ほれ、これがヒスイだよ」と早速1個ゲット。

 どうやら、波打ち際から1~2メートル離れたところで見つけたらしい。

 ということは、八幡が見分けがつかず、素通りしたということ。

 まじで、わからん。

 原石を拾いに来たので、当たり前ですがキレイに光っているわけではありません。

 宝石や天然石のイメージで探したら、絶対見つかりませんね。

 そこで改めて、先輩からヒスイ探しのレクチャー。

  • 白色の石を探す
  • カクカクした石を探す
  • 「味の素」のような結晶

 はい、と同意するも、いまいちピンとこない。

 どれも同じに見えるます(;一_一)

 

 もう1往復してから、ヒスイ鑑定のためフォッサマグナミュージアムへ。

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 ここでは無料で1回10個まで、学芸員さんが鑑定してくれます。

 (2019年8月時点では1回5個になってました)

 どのような石がヒスイなのか全く分からないので、とりあえず色んなパターンの石を10個鑑定してもらいました。

 石英、ロディン岩、キツネ石、透閃石…八幡全滅。

 先輩は2個ゲットしていました。

 うらやましい~。

 

 鑑定後、今度は親不知海岸でチャレンジ。

 親不知海岸は海水浴場にもなっているので、水着で海の中に入って探すことにしました。

 海水客の中にヒスイ棒を持って歩く、水着姿のアラフォー...ちょっとハズイ。

 海は少し波が高いためか濁りが発生して、海面に浮いていると石が見えません。

 なので、潜るしかない。

 しかし、潜ると1分弱でまた浮き上がらねばなりません。

 小石は波に合わせて常に移動しているし…

 波打ち際に立つと、波に揺られた小石群がむき出しのスネを打ち付けます。

 何気に痛い(+o+)

 これじゃあ、探せねぇ。

 きびしいなぁ。

 と、八幡が波とたむれている間に、先輩は陸上でもう一つゲット。

 陸上での捜索に切り替えましたが、成果は出ず。

 18時で終了しました。

 結局1日目は八幡ゼロ、先輩3個でした。

 

 宿で先輩と乾杯するものの、幸先は不安でいっぱい。

 なんせ、ヒスイの見分けがつかないから探しようがない。

 飲みながら、先輩にさらなるレクチャーをうけるも、ピンときません。

 1日中探してられる本番の明日…大丈夫だろうか?

 

・ヒスイ拾い二日目

 朝ご飯を食べて8時からスタート。

 場所は青海川のすぐ西側の海岸です。名前はわかりませんが、青海海岸?でいいのかな?

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 ここはこ線橋工事のため、海岸へのアクセスが工事をしていない時でないとできません。気をつけましょう。

 八幡の場合、運よく土日に当たったため、海岸を捜索できました。

 地元人とおぼしきヒスイハンターが2、3人いらっしゃいます。

 昨日と同じように、波打ち際をゆっくり歩きながら、砂利に視線を巡らせます。

 とりあえず昨日学んだのは「八幡の中の綺麗な石」は「石英」でヒスイではないということ。

 ヒスイの結晶は「細かい味の素」。石英の結晶は「ギラついた面」。

 今日はとりあえず石英に引っ掛からないことだ!

 

 始まって2時間。

 相変わらず、わからない。

 見分けがつきません。

 見分けがつかない状態で永遠と探す。

 中々の苦行です。

 このまま見つからなかったら、何しに来たんだろう?

 集中力の切れ掛けてきたころ・・・波のなかに白い石。

 さっき先輩が「波のなかで一つ見つけた」と言ってたなぁ。

 気になったので、ヒスイ棒でたぐり寄せると…明らかに先輩の見せてくれたヒスイとは違う感じの表面がカサカサした白い石

 これも違うだろうなぁ。

 でも、ちょっとだけ長細い結晶がみえる。

 ヒスイでないにしても、なんて石だろう。

 先輩もちょっと分からないというし・・・鑑定にまわすか。

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 2日目午前の部の最後に、フォッサマグナミュージアムで鑑定してもらいます。

 今回は先輩が先に鑑定。

 先輩はこの午前で3個の親指大のヒスイをゲットしてました。

 ヒスイ発見時に学芸員さんがならしてくれる、チリリーンというベルがうらやましいぜ。

「すごい、見分けがつくとこんなに拾えるのか…」

 と感心していると、八幡の石も鑑定が進みます。

 問題のカサカサ白石の番

 ・・・

 学芸さん曰く「風化したヒスイ」とのこと。

 長年の熱や火炎によって、ヒスイも風化することがあるらしい。

 風化しているとはいえ、ヒスイはヒスイ。

 喜ぶというより、ゼロは回避して安心しました。

 でも、ベルはならしてくれませんでした(=_=)

 残念。

 

 2日目午後の部。

 今日は波も凪いでいるとの理由で親不知海岸へ。

 先輩も海に入って水中捜索をするとのこと。

 水中捜索リベンジ。

 おお、今日は水面に浮かんだまま、海底の石が見えます。

 石の移動も少ない。

 好条件なんじゃね。

 とはいえ、水が…水が冷たい!

 というか寒い!腹が冷える!

 結局30分も持たずに、海岸に上がることに。

 日光で熱せられた砂利が気持ちいい。

 うつ伏せになって腹を暖めます。

 先輩はよく平気だなぁ。

 脂肪の厚さに関係あるのだろうか?

 とりあえず暖まりながら、ちょっとでも気になった石の中から、また10個選抜します。

 

 午後の分の鑑定のため、またもやミュージアムへ。

 「うーん、こちらは質の悪いヒスイですね。」

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 1個だけ紛れてました。

 嬉しい。

 でも「質の悪い」って・・・

 言う必要なくね?

 

 素直には喜べなかったので、日没までの一時間探せるよう、先輩にお願いしました。

 というわけで、2日目の午後の部。

 延長戦の戦場はラベンダービーチ

 ここのビーチは少し沖に、テトラが入っているようです。

 名前の通りラベンダーヒスイでも取れるといいのに。

 しかしあえなく撃沈。

 18時半で終了です。

 丸1日かけて探したにもかかわらず、八幡が得たのは「風化ヒスイ」と「質悪ヒスイ」。

 体力も精神力もギリギリまで、削られています。

 このまま帰ってなるものか!

 明日こそ!

 あしたこそ〜!!

 

・ヒスイ拾い最終日

 今日は残念ながら、地元に戻る日。

 ヒスイ捜索は10時までです。

 6時起床、朝ご飯。7時捜索開始。

 3時間勝負!

 最後の望みを須沢海岸に託します。

 なんとか普通のヒスイが欲しい! 

 意気込んで歩いていると、喜んでいる先輩を見つけました。

「八幡。これを見てくれ!」

 手のひらの中には指先大のヒスイが・・・ただし一部がラベンダー色に輝いています。

 ラベンダーヒスイと呼ばれる、希少価値の高いやつ。

「おお!すげーッスよ!すげーッスよ!!」

 

 色んな感情が八幡の中でグルグルします。

 「おめでとうございます!」

 「先輩マジすげー」

 でも一番は…

 「うらやまし~~~!!」

 

 そうしている間にも、時間は過ぎていきます。

 残り1時間。

 もう無理か…

 半ば諦めながら歩いていると、唐突にその瞬間がやってきました。

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「あ!ヒスイだ!!!」

 見た瞬間に分かりました。

 間違いない!

 明らかに角ばったフォルム!

 白っぽい色!

 周りの石と一線を画している!!

 表面に見える長方形の細かい結晶体が、確信をさらに深めてくれます。

 

 さらに海岸を歩いていると、テトラ帯の脇を歩いてるとき、またピンときました。

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「これもヒスイだ!!」

 指先大で大きくはありませんが、間違いない。

 ようやく、ヒスイとはどのような物かが、分かるようになってきました!

 楽しくなってきた!!

「八幡〜。どうだった〜。時間だぞ〜。」

タイムアップ(ToT)

 

 

 帰りがけに鑑定してもらうと、やはりヒスイでした。

 よかった~~。

 なんとなく、最後の最後で「ヒスイ」だと見極めがついたような?

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 ちなみに先輩のラベンダーヒスイは「これ一つで、ここまで来たかいがありましたね。」と学芸員さんに言われたほど。

 綺麗だもんね~~(^^♪

 素晴らしい!!

 

まとめ

 ヒスイ拾いは、はっきり言って苦行です。

 探している途中に諦めたくなってきます。

 投げ出したくなってきます。

 ヒスイと出会うためには、そこをぐっとこらえ、探し続けられるかがカギ。

 ヒスイが見極められると、当然見逃しが減り、遭遇率があがります。

 一度、自分の中に「ヒスイ像」ができると、楽しむ事が出来るでしょう。

 ヒスイを本当にゲットしたい方!

 まずは、そこまで頑張って下さい!

 物欲センサー丸出しの八幡は、三日かかりました…(^_^;)

 ガンバです!

 八幡でした。

 

 ちなみに、6年目の先輩は15個くらいゲットしてました。