「そろそろ自分にも何か作ろう」
と考えたところ、結局何が必要かという考えに。
今まで練習がてらで作ったコインケースとか、ブックカバーは結局使いどころがないのです。
というか、使用する習慣がないので仕方ないんですね。
どうも、八幡です。
作ったものを使用したいのなら、いま使用しているものを作ってみるのが一番。
そのうえで作れそうな小物は…
免許証入れですかね?
ということで作ってみることにしました。
免許証&名刺入れ制作過程
制作工程一覧
何度かレザークラフトを行ってみてわかったのは、細かい違いはあれど作成の流れは毎回そんなに変わらないということ。
そのため、毎回作成工程をかき出していくものどうかなぁ、ですよね。
と思いますので、目立ったところをピックアップして書き出していこうとおもいます。
一応作成工程を一覧でかき出しますね。
①イメージの書き出し
②型紙作成
③革への目打ち
④床面処理
⑤革の切り出し
⑥コバ磨き1
⑦仮止め
⑧菱目打ち
⑨マチの仮止め
⑩マチの菱目打ち
⑪縫い付け
⑫ヘチ落とし
⑬コバ磨き2
おお、何気に13の工程もあるのですね。
イメージの書き出しと型紙作成
一覧で行くと①、②番。
今回は教科書の型紙もなく、コピーするものも無い状態からのスタートです。
つまり1からのスタート。
カードケースは一度作っているので、大きさは似たようなものだろうとアタリが付きます。
あの型紙をもとに、大きさやデザインを検討していきます。
同じものでも用途は果たすんだろうけど、少しづつでも変化を付けた方が勉強になるし、自分的に満足。
うーん、免許証入れを作るといっても、免許証だけというのも・・・
名刺も入れちゃおうか。
となると、その分の空間も作らないと。
マチをつけて名刺分の空間を確保しないといけない。
まずはイメージを描いていきます。
下手だけどまあわかる。
これに従って型紙を作成します。
型紙を作成したら、現物のつもりで組み立てます。
これで大きすぎたり、小さかったりしたら調整します。
イメージ図に書いてある数字は最終的なものですね。
型紙を組み立てて、最初のは大きすぎるのが判ったので、少しづつきりとっていきます。
切っては組み立て、切っては組み立てを繰り返します。
んで、最終的に決まったのが
こんな感じ。
さらに型紙を新たに切り出します。
折り曲げて歪んだ型紙では、革に写した時に歪んだままですからね。
最終的にできた型紙はこんな感じ。
マチの形は扇形にしようか迷いましたが、初めてなのでとりあえずは簡単そうな長方形にしました。
イメージを考え、型紙を作って調整するのも楽しいですね。
型紙を自分で起こすのは難しいですが、より自分で作ってるって感じがします。
マチの使用
初めてとなるマチを使った作品。
マチというのは空間をつくるため、サイドに取り付けるパーツです。
財布なら、小銭入れ箇所に取り付けられている折り曲げられた「遊び部分」ですね。
ここから一覧の⑨⑩番。
本体の菱目打ちが終了して、マチを仮止めします。
仮止めには速乾用の木工ボンドを使用してみました。
貼りつきがよく、乾きの早さもちょうどいい感じです。
先にマチも仮止めして、一気に菱目を打とうかと思いましたが、厚くなりすぎるかと思い止めておきました。
結果的には失敗でした。
一番の問題はズレないために、空いている面から二度打ちしなければなりません。
そうすると本体に打った菱目と、向きが逆になることに気が付いていませんでした。
マチの構造上、菱目打ち機が使えるのは仮止めした部分のみ。
仮止めが出来ない部分はこちらを使って菱目を打ちます。
クリップで仮止めして、その間にサイレント菱目打ちを使いました。
コバを揃えるのが難しかったですね。
わざとマチ部分をずらして、余ったところを切るという方法もあるみたいですが、それはまた今度。練習してからですね。
まとめ
その他に難しかったところは、カーブがあるところです。
ほかにも重ねによる厚みの段差で、ヘチ取りがガタガタです。
何かうまい方法はないものか・・・
さらに縫い付けも終わって、コバも処理して完成してから気づきました。
イメージ図と違う!!
パーツ1とパーツ3の上下が違う!!
もっとスマートに作れたのに。
ということは型紙から間違っていたのか・・・反省。
完成品
免許証も入るし、名刺部分も申し分ない。用途を果たすには十分ですね。
大きくして、チャックとバネホックを付けたら、二つ折り財布もいけるかも。
だったらチャックの縫い付けを学ばないと…。
最後にラップで巻いて型の癖をつけて終了。
とりあえずこのまま一晩。
はじめて型紙を自分で作って、マチを使ったにしては合格点。
大事に使おう。
レザークラフト
慣れてきて、さらに面白くなってきました。
次は何作ろうかなぁ。
皆さんも挑戦してみてはいかがでしょう。
八幡でした。