レザークラフトでけっこう色々作ってきました。
スマホケースだったり、ペンケースだったり、スマホケースだったり…
スマホケース多いな。
どうも、八幡です。
色々作ったとはいえ、小物の域から出てない(;^ω^)
そして今回も小物のブックカバーの作成です。
八幡はブックカバーを使用する習慣はないのですが、嫁の四葉さんから頼まれました。
ブックカバーは始めたころに、一度だけ作ったことがあります。
その時は文庫版の大きさでした。
今回は新書版。
型紙から作り直して、一から作成です。
必需品
大型の切り革
菱ギリ
菱ギリは、通常の打ち方では穴あけしにくい所で役立ちます。作成過程一覧
- 型紙作成
- ケガキ
- 床面処理
- 切り出し
- パーツ作成
- コバ処理①
- レザーバーニング
- 菱目打ち
- 縫い付け
- コバ処理②
作成過程
1、型紙作成
以前作成したブックカバーより大きくなっています。
パーツは全部で5つ。
シオリや本を閉じれるようにパーツを増やしています。
ちなみに赤線はコバ処理①でコバ処理するところ。
革は1.5mm厚を使用します。
5、パーツ作成
パーツ2は内表紙となります。
パーツ2の一部に切れ込みを入れて、シオリとして使用できるようにします。
自由度が上がるように、切れ込みの根元は穴あけパンチで処理。
切れ込みの根元が避けるのも防げるかな。
他のパーツ4とパーツ5は本体に縫い付け、開閉ベルトとして使います。
8、菱目打ち
パーツが重なると、自作の菱目打ち機で菱目を打てないところも出てきます。
そんな時はこの間から菱ギリで穴を空けています。
重なったパーツを、ズレないよう菱目打ちするのにとても便利。
他にも菱目の間隔を調整するときも役立ちます。
型紙の上から、まとめて打つことだってできちゃいます。
10、 コバ処理②
まずは水とトコノールで通常のコバ処理。
そしてコバ処理の最後に、縫い糸を革に馴染ませます。
といっても、スリッカーで縫い糸の上を押し付けるようになぞるだけですが。
これをやると、指先でポコポコ感じていた縫い跡感がだいぶなくなります。
完成品
装着前。
裏と表。
とりあえず見かけ上はうまくできてるんですが…
よく見ると縫い跡がガタガタ。
そして失敗箇所が3つ。
せっかくフリーで調整できるようにしたのですが…
ギリギリ。
本体をもう3cmは長くしとけばよかった。
全長が34.5cmだったので、38cmくらいにしとけばよかった。
シオリ部分の切れ込みを作成するため、パンチで穴を空けましたがギリギリ過ぎました。
そのせいで菱目を2か所打てませんでした。
縫い目が切れてます。
これは致命的ですね。
(m´・ω・`)m ゴメン…
せっかくつくったシオリ部分もちょい失敗。
革が硬いせいで、本の上のページに差し込もうとしても、浮いてしまいます。
ある程度読み進めると、シオリもちゃんと使えるんですけどね。
まとめ
失敗もありましたが、使える分には使えます。
型紙を作成しなおして、リベンジと行きたいところですが、新書版のブックカバーってそれなりに革を使いますね。
今回の経験を生かして、次は失敗しないと思いますが、依頼が無ければ作らないかな?
皆さんは一発で失敗の無いよう作成してください。
八幡でした。