鉱石採集の話をすると、決まって…
「それ、拾ってどうするの?」
と聞かれます。
皆さん同じ質問…エスパー?
どうも、八幡です。
拾った石は基本どうもしません。
程度の良いものはケースにいれて、眺めるだけ。
売ったりしませんよ…売れないだろうし。
以前は、削って磨いていたこともありました。
しかし、思ったように光らない。
どうにかならないかなぁ…と思いつつ、今は眺めるだけにしています。
まあ、鉱石採集は集めるだけでも楽しいです。
まさに宝探しの感覚です!
そんな鉱石採集の中でも、ヒスイ拾いは特にとっかかり易いです。
砂利の海岸で石を拾うだけですから。
一度、試してみてはいかがでしょうか。
ヒスイ拾いにあると便利なもの
1.ヒスイ棒
前回、紹介した「ヒスイ棒」。
これが有ると便利です。
まず、屈まずに足元の石をすくう事ができます。
いくつもの石を選んでは拾い、選んでは捨てを繰り返すヒスイ拾い。
屈む回数はできるだけ抑えたい。
体力の温存になりますし、腰に優しい!
何より時間の短縮になります!
さらに、波打ち際の怪しい石を引き寄せることができます。
ヒスイは川から海岸に流れ着きます。
当然、波打ち際1メートルでも、捜索範囲が広がれば、ヒスイとの遭遇確率があがります。
そして、波打ち際は当然波が来ます。濡れる可能性大!
ヒスイ棒を使えば、濡れる確率を減らす事ができます。
夏ならスグに乾くでしょうが、それ以外の季節は濡れるとキツイですからね。
2.腰袋
「腰袋」は、あまり聞いたことのない名前かもしれません。
とりあえずこんなものです。
画像はカジュアルなのを選んでみました。
工具や細かい消耗品を入れておくのに便利。
そんな腰袋は、とりあえずヒスイっぽいものを詰め込んでいく、一次集積所としてつかえます。
リュックや買い物袋でもいいんですが、いちいち取り出すの面倒です。
腰袋が仕切りで別れてると、確定品と未確定品の選別ができるので、さらに便利です。
2〜3部屋に別れていると、八幡的にはベスト。
縛りひもが付いていると、石が落ちる心配がなくなります。
八幡のは百均品で縛りひもはついていませんが、落ちたことはありません。
3.安全帯
腰袋を下げるのに必要です。
腰袋はベルトに下げても良いのですが、安全帯だと安定感が違います。
腰に不安のある方はきつめに締めれば、サポーター代わりになるかと。
ワンタッチで着脱も楽なので、車移動するときに便利。
ウエストポーチを使うなら、安全帯は必要ありません。
4.ジップロック(チャック付き)
ジップロック(小)は石の仕分けに便利。
ヒスイと確信している石や鑑定予定の石など、とりあえずキープしている石を仕分ける時に使います。
さらに鑑定後結果と日にちをジップロックに記入しておくと、その後のためにもなります。
5.新聞紙
石をくるむのに使います。
気にしない人も多いのですが、これまた気にする人がいることも事実。
ヒスイなどの石を傷つけたくない人は、新聞紙にくるんで持ち運びましょう。
1枚の新聞が石同士がぶつかるのを防ぎ、傷が付いたり、欠けたりするのを防いでくれます。
6.ルーペ
携帯型の小型ルーペを持ち歩くといいですよ。
石を見分ける時に使います。
ヒスイの結晶はよく「味の素」の結晶にたとえられます。
細かい結晶なのでルーペがあると便利。
最初は訳が分からなくても、見続けるとなぜかなんとなくわかってくるから不思議。
7.小型ライト
百均の小型ライトで充分。
石の透過性を見る時に使います。
あまりに透過しすぎるのは石英。
ヒスイは淡い感じです。
ヒスイの質が良いと透過性が増し、色がついていることもあります。
8、小型磁石
ヒスイ拾いができる海岸では、本当に様々な石が存在します。
ヒスイは磁石にくっつきませんが、鉄成分を含んだ別の石は磁石にくっつきます。
小型磁石にヒモを付け、鉱石の近くで垂らしてみるのが良いかと。
引っ付けばヒスイ以外の何かです…
なんだろ?
9、タオル
タオルは汗を拭くために必要なのではありません。
石についた水分を拭くため。
石に水分が付いていると、ヒスイの結晶が見えません。
水分をふき取ってから、明りで照らしてみましょう。
雑巾でも可。
まとめ
ヒスイ拾いは、ヒスイだと見分けることから始まります。
そのため、ヒスイ拾いに必要な物は採集に使うものや、鑑定に使うものに分けられます。
特に鑑定に使うものは百均でも手に入るものが多いので、探してみましょう。
海岸で使いやすいよう、持ち運びの楽な小型のものがいいですよ。
八幡でした。