紀州釣りの知名度は高いです。
クロダイ釣りをする方の中で、名前を知らない方は無いでしょう。
しかし、紀州釣りが撒き餌を手で握るという、特殊な部類の釣りであることは間違いありません。
どうも、八幡です。
そんな特殊な釣りであるため、それに見合った道具も必要です。
竿もリールも基本性能が揃っているものなら、高い物は必要ありません。
他の釣りより汚れやすいのは確かですからね。
今回は竿やリール以外にも、紀州釣りに適した道具を紹介したいと思います。
竿&リール
まずはこれがなければ釣りにならない。
竿とリールから紹介します。
ステップアップしたとき、磯場でも使えるものを選んでおくと後悔が少なくなります。
竿~シマノ ラフィーネ
巧みな竿操作が必要となる、フカセ釣りをメイン釣法に据えた磯竿です。
そのような磯竿なのでも、ちろん紀州釣りにも対応できます。
基本性能は抑えているほか、1番2番の玉口までIMガイドを使用しており、糸絡みを軽減させております。
たとえ絡んでも、竿先を落として揺らしてやると糸絡みの大半は解消できます。
港で使うにはオーバースペックかもしれませんが、磯場にも進出する予定があるのならこのスペックは将来的にも無駄になりません。
同じスペックをダイワさんで求めるなら「ダイワ(Daiwa) 大島 1号-53」となります。
港でしか使用しないなら1号の竿を、磯場でも使用したいなら1.25号以上の竿をおすすめします。
竿~宇崎日新 N’Sチヌ
港や堤防だけで紀州釣りをするなら、こちらのチヌ竿をおススメします。
4.5mほどの長さで磯場で使うには短いですが、港では十分な長さ。
そして5mより短いことで、軽量で操作性が良く、取り回しが楽。
トップガイドにはLGトップガイドを使用し、傾斜の付いたブリッジで糸絡みを軽減させています。
エントリーモデルでありながら、紀州釣りをするには十分なスペックです。
値段も抑えられており、手を出しやすい商品。
リール~シマノ アルテグラ
リーズナブルで、リールの基本スペックを過不足なく満たしている製品。
シマノさんのアルテグラ。
クロダイをターゲットに据えるなら、2000~3000番のスプール径を選ぶと良いと思います。
同じシマノさんのナスキーとよく比較されますが、アルテグラはコアプロテクトでさらなる防水加工がなされており、汚れ対策も期待できます。
紀州釣り専用用具
バッカン~マルキュー 丸型パワーバッカン
紀州釣りで、竿とリールと同様に重要な用具はバッカンです。
四角いバッカンでは、混ぜ合わせの時にどうしてもムラが出来てしまいます。
紀州釣りではダンゴ材をまんべんなく海水と混ぜ合わせるため、丸型のバッカンが丁度いいのです。
円を描くように丸形のバッカンで混ぜ合わせていくと、ムラのない良いダンゴ材が出来上がります。
マルキュー(MARUKYU) 丸型パワーバッカンTRⅡは折り目のついたフタがあり、雨天の際にも半分手を入れてダンゴを握ることが出来ます。
さらには滑り止めなどの幾つかの機能があり、それぞれが紀州釣りに適したように考えられています。
ただしバッカンとしては少々お高いため「第一精工 ダンゴバケツ 36cm」の製品を試してみても良いかと思います。
ざっくり半分くらいのお値段。
ウキ
寝ウキは横倒しになったままアタリを待ちます。
その分、海底の深度やダンゴの割れ時間など、事前情報が分かり難いという弱点があります。
しかしアタリが出たらピコっとたち、分かりやすくアタリを知らせてくれます。
一部の釣り師に非常に人気のあるウキ。
長さの違う二本の寝ウキがセットになっているため、お得感のある商品です。
性能重視なら「釣武者 永易超ねうき T-I SL 18cm」。
小さなアタリを見逃さない寝ウキです。
ヒシャク
フカセ釣りのヒシャクはカップの小さいものが多く、ダンゴが引っかかる可能性があります。
そのため、紀州釣りのヒシャクはカップの大きいダンゴ杓。
よほど大きくダンゴを握らない限り、引っ掛かることはありません。
ダンゴは手でも投げることが出来ますが、遠投のためにはヒシャクが絶対必要。
紀州釣りを続けるなら持っておくべき一品。
計量カップ
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計量カップはオリジナルのダンゴ材を作る際も、海水を混ぜ合わせる際も必要なものです。
フィールドにも持っていかねばならないため、軽くて丈夫なものを選びましょう。
100均品でも十分です。
まとめ
紀州釣りは港や堤防だけでなく、慣れてくると磯場でも行うことが出来る釣法です。
そのため、将来ステップアップしようと考えている方は、磯場でも対応できる竿やリールを用意した方が後悔がありません。
フカセ釣りにも対応できる竿やリールを用意すれば、性能的に不足することは無いでしょう。
紀州釣りとフカセ釣りの二つの釣りは、兼用できる装備や用具が多いです。
専用品以外は、考慮しながら選びましょう。
八幡でした。